· 

いかけしごむ22日目

稽古場日誌22日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



通し稽古もしたり、

演出的に細かい動きをつけていったり、

今回の公演の台本と向き合う期間が長いことで、

「今の状態で仕上げに入ってもいいのか?」と不安になったり、、、


週4での稽古で、

手強い台本と向き合っている、この約2ヶ月間。


小一時間ほどと、短い作品ではありますが、

それでも二時間ぐらいのお芝居を作っていってるときと、

その稽古の濃さはあんまり変わりませんm(_ _)m



本番も迫ってきている頃ですが、

それでもまだまだ作品作りにはいそしむことができる時期!



もう少し整理をしたい、ということで、

本日は、お芝居の後半戦、

大詰めのところからしっかりと整理&確認をしていきましょう


お芝居の物語が一気に動き出すお芝居後半戦。


お芝居前半戦ほどではないにしても、

後半戦も、話題が少しずつ移り変わっていく、

という会話劇であることに変わりはありません。


前半戦と違うのは、

他愛もない内容なのか、

話自体がそれはそれで繋がっているか、という違い。



ですので、

お芝居中盤戦からは、

話題の展開、それの順番もまだわかりやすく覚えやすいので、

前半戦よりはセリフ自体も覚えやすいのですが、、、



……いや、

それでもとりとめのない話で、

似たようなセリフが繰り返されていることに変わりはなく。


覚えやすい、とはいっても、

前半戦と比べると、という意味で、

全体的に覚えづらいことに変わりはありません(;・∀・)



別役実さんの本は、

その戯曲の数も膨大ですし、

演劇人には人気の作家さん。


いろんなところでいろんな劇団さんが別役さんの本に挑戦されていると思いますが、

皆さんこんな経験はやはりされているのでしょうか??


頑張って本番には間に合わせますが、

それでもまだセリフに対する不安は持ったままの熊谷。


しっかりと作品を作り上げるためにも、

本番二週間ぐらい前には、

安心と自信と、そして余裕を持っていたいものです(^_^;)





ま!

それはそれで、

さすがにセリフを覚えだした頃よりは、流暢に出てきておりますm(_ _)m



セリフを流暢に発せられるように苦戦していた時期を乗り越えたことで、

お芝居自体の流れも良くはなってきています。


そのうえで演出の方針も固まり、動きもつけられたわけですが、

一度決めた動きも、

日を改めてみると「あれ?」と思えてしまうところが出てきたりします。



お芝居も大詰めのところですので、

ここはしっかりと丁寧に作っていきたいパート。



これまでどうしていたのか、

現在何が違和感になっているのか確認、

そのうえで、どうすればもっとキレイにお客さんにお見せできるのか、など。

再度作りなおしていきます。



まぁまたその変更が細かいところでして()


これまでとの違いを、

キリの良いところから順番に確認していかないと、

どこがどう変わったのかを理解しづらいのが、

今回の別役さんの本()


どれだけ台本の流れが入ってきていてても、

整理するためには、キリの良いところから順番に、

というのは欠かせません()



この変更した部分の確認も兼ねて、

もう一度おんなじパートを繰り返し、

そして、もう少し遡って、お芝居中盤から最後までをまとめて稽古いたしますm(_ _)m




……よし!


これで今日変更したところのパートの整理はついたでしょう!


時間を少し置いてから、また個人的に復習して脳みそに定着させるとして、

次は冒頭からいけるところまで稽古していきますね(*^^*)




今回のお芝居において、

熊谷が未だにピンと来ていないシーン。


お芝居冒頭の、お芝居ガイドツアー。


何度も説明されていますので、

やらなければいけないことは、頭ではわかっているのですが、

いかんせんまだそのパターンが確立できていないパート。



「熊谷自身でも、与えられた役でもない、別の役であるべきかもしれない。」

「与えられた役とおんなじ役であっても、冒頭とお芝居本編とのテンポや空気感の差ははっきりと出したい。」


自分では変えているつもりなのですが、

相変わらずちゃんとはできていないので、

すぐに止められて、おんなじところを繰り返しやってみます。


村尾さんの登場シーンまでなかなかいけませんω・`)



「もっと明るく。」と言われますが、

私の中での明るいイメージと、

演出から求められている明るいイメージとの誤差もわかっていないので、

擦り合わせようにも擦り合わせきれず。


なんとか最低限の「明るく。」ができて、

村尾さんが登場して少し稽古を進められたかと思うと、

今度はまた別の理由で止められます。



「言い方がキツくて怒っているように聞こえてるぞー。」と。



……え、ええ??


怒っている芝居をやっているつもりも自覚もありませんでした(^_^;)



なんなら、

「お、久々の割に前半戦のセリフ、調子良く出てんじゃん!!」

ぐらいの気持ちでした(;・∀・)


冒頭のお芝居ガイドツアーと、

村尾さんが登場して本編が始まったときに、

切り替えもできたつもりでもいましたのに、、、



確認と調整を兼ねて、

もう一度村尾さんが出てくる直前から繰り返して、

本日の稽古は終了。



本日の稽古で発覚、そして気をつけなければいけないことは、

お芝居の最後の雰囲気に影響されたまま、

冒頭のガイドツアーをやってはいけないよ、

ということ。


そして、

意識してちゃんと切り替えないと、

ガイドツアーと本編の差も出せないよ、ということでした。




本日の稽古の流れ上、仕方がないのですが、

ラストシーンを終えてから、全く空気感の違う冒頭をやるのなら、

ちゃんと表現を切り替えないといけない、ということですね。


自分では切り替えられている気にはなっていても、

その表現が追いついていないんじゃ意味がない。



お芝居を気持ちと感情だけでやっていてはいけない証拠ですね(*´>д<)




変更もありつつ、

でも今回のお芝居において、

気をつけるべき大事なところをしっかりと理解できました。


気をつけなければいけないことは他にもたくさんあるのですが、

気を抜かずに、

全部ちゃんとできるようにしていきますね



ではまた!




熊谷