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いかけしごむ21日目

稽古場日誌21日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)


本日はちょっといつもとは違う雰囲気の写真でお届けいたします


とゆーのも、

本日は稽古場にお客様が来られたから……



第一主義の我らが大女優、古田里美さんと!

今回、受付のお手伝いをしてくださる、

第一主義レギュラー参加の宮本円さんが遊びに来てくださいました〜!ヾ(><)ノ゙*



お二人とも!

いらっしゃいまし!!()



古田さんは純粋にお客さんとして、

円さんはスタッフさんの一人として。


いつもと写真の雰囲気が違うのは、

円さんが撮ってくださった写真だからです



今更ですが、

村尾さん、熊谷の後ろでこんなことされてるんですね()



前回の「友達」同様、

演出の都合上、熊谷は相手役の方を真っ直ぐに見るタイミングがほとんどありません()


相手をがっつり見ていなくても、会話自体はできますので、

そこが大変!というわけではないのですが、

いかんせん、どのようなアクションをされているのかは、

相手が見えないポジションでのお芝居をしている以上、

基本的にはわかりません()



しかも熊谷は編み物をしながら会話をしている役どころ。

基本的に視線の先は、

自分の指先、そして編み物!()


村尾さんの動きはほとんど見ることができません()



こういう面白いタイミングでのショットがあると、

どんなお芝居なんだろう!?と、

いろんな想像ができて楽しいですよね



ネタバレのし過ぎは要注意!ではありますが()



ま!

熊谷の勝手な盛り上がりは置いといて()



お客様がいらしてくださいましたが、

言ってる間に本番はすぐそこ!


この日の稽古は、ちょうど本番初日の二週間前!



熊谷の解釈違いやら二次創作のしすぎを、ちょっとでも修正していくために、

細かいところを確認していきます




なにはともあれ、順番にお芝居冒頭からm(_ _)m

キリの良いところ、

詰まってしまったのでいったん区切った方がいいタイミング、

演出的に気になったところ、

そして演出の要望が出てきたところ、など。



気になったところや、

演出側からの要望が出てきたところでその都度止めて、

確認、そして修正を。




お芝居が始まってから15分ぐらい経ったぐらいのところで、一度止められます。


理由は、私の「笑っている」というお芝居の表現が少し中途半端だったからだそう。



「淡々としててはほしいけど、

ここのパートは笑っててもいいよ。」と、

演出から指摘が。



この「笑ってもいいよ」というシーン、

今回のお芝居においては一番のほっこりパート!


いや、ほっこりじゃないな。

にやにやパート??()


お客さんにとっては、

クスクスと笑ってもらえるシーンなのですが、

いかんせん、お客さんにとってはびっくりする話をしているシーンでもあります()



熊谷と村尾さん、舞台上の役二人は至って真剣に話をしているのですが、

まぁその真面目さが、お客さんのほっぺたを緩ませちゃうシーン()




「別役さんだし!」

「不条理劇だし!!」

と、お芝居を見慣れている方ならより、

「このクスクスパートは、お芝居の最後の方で何かの伏線なのでは!?」と、

気構えて見てしまうかもしれません。



ですが、

このお客さんの気構えている感じをほぐせるのは、

ここシーンにおいては、熊谷の役のお仕事!


私の役が怪訝そうにしていてもおかしくはないのですが、

ここはあえて、お客さんと同じように笑ってしまう、というお芝居をしておきましょう


お客さんの緊張をほぐすための、演出的狙いです()




お客様ポジションである古田さんと円さんは、

二人ともニヤニヤしながらこのシーンを見られていました()



稽古を見るのが二回目の円さんに至っては、

笑う準備をされていたかのように、です()




お二人の反応を見て、というわけではないのですが、

それはそれ、とりあえず演出に言われたのでやってみましょう!


「しっかりと笑う」という、

熊谷のお芝居プランを試してみますm(_ _)m



これまで微笑や苦笑い程度だったのを、しっかり笑ってみました。


その私のお芝居を見て、

古田さんも円さんも、けっこーしっかりと笑ってくれました。




そして……



……熊谷、役としてではなく、熊谷としてつられて笑ってしまうω・`)



ええ、崩れましたよお芝居もセリフも()


なんだったら、熊谷の笑いが村尾さんにまで伝播してしまいました!!



村尾さん、すみません()


お二人の笑い声についつい反応してしまいました()




役者も演出も、

できうる限り俯瞰した目線を持とうとは思っていますが、

いかんせん、何ヶ月も一つの台本と向き合っていると、

どうしても新鮮な目線というものは欠けてきます。


本番が近づくにつれ、

時期的に、「これで面白く出来上がってるのかなぁ。」と不安になってくる頃です。



でも、だからといって、

不用意にいろんな情報を盛り込みすぎたり、

これまで作り上げてきたものを全て無しにして完全に一から、

というわけにもいきません。


あくまでも、

「初めて見る人」に対して、を意識しておかないと、

「どういうお芝居だったの??」という感想が出てきてしまいます。



盛り込み過ぎもいけないけど、

中身が無さすぎるというのも考えもの。


でも、作り手側としては、作り込んでいけばいくほど、

現状の作品作りに不安になってしまう時期。



そんなときに大切なのが、第三者の目線なのですが、、、



これまでは大人数で作っていましたので、

その第三者の目線というものはいつもみんなで補い合っていたのですが、

いかんせん、出ずっぱりの二人芝居。


今回の公演での第三者目線は演出のみになるのですが、

でも演出は演出で、役者とは視点が違いますし、

なんだったら一人で作品を前から見続けています。



でも!

本日は古田さんと円さんのお二人が


気心の知れたお二人であり、

第三者の目線を持った、一お客さんとして、

素直に今回の作品を見てくださっていました(*^^*)



そんなお二人の良い反応を見て、

その不安がちょっとでも拭えたのは間違いありません。


素直な反応と感想を言ってくださるお二人に感謝ですm(_ _)m



でも!

あくまでも真剣に役としてお芝居しておかなきゃっっ


誰かの笑い声につられて笑ってしまってはダメよ熊谷()




こんな感じに、ちょっとずつシーンを進めていっては止めて修正、

を繰り返して、

本日の稽古は終了!



相変わらず、熊谷の解釈間違い、表現そっちじゃないよ現象が出てきていましたが、

お芝居のテンポ自体も悪くありません。



個人的には、

この覚えづらいセリフ群への不安がまだありますので、

もっとしっかりと自信を持ってお届けできるように、

まだまだ頑張ってまいりますね



ではまた(*^^*)




熊谷