稽古場日誌20日目
おはようございます!
熊谷です✨
何回目かの通し稽古を終えた前回。
新たに決めた演出的動きに翻弄(笑)されながら、
セリフがまだ怪しいところもありつつも、
なんとか通し稽古を終えることができましたm(_ _)m
本日は、前回の通し稽古を終えて、
怪しかったところ、躓いたところなどを、
冒頭から順に流していきつつ、
気になるところがあればその都度止めて確認、
という稽古をしていきましょう✨
というわけで、
順番に、お芝居冒頭から!
ちょっとだけ余裕があったので、
昨日の寝る直前にセリフの確認をしたためか、
意外とスルスルとセリフが出てきました。
やっぱりちゃんと寝るのって大事ですね(笑)
ロングスリーパーというほどではないのですが、
熊谷は睡眠時間が短くなると、わかりやすく集中力が低下するタイプです(笑)
おかげでお芝居前半戦は調子が良かったのですが、
寝る直前に復習できなかったところから、
セリフの出が悪くなってきました。
わかりやすく(苦笑)
また、「セリフ調子良いじゃん!!」と思って、
ふとした瞬間に、「あれ?このあとはどんな展開だったっけ??」なんて、
別のことを考えちゃったりすると、
あきらかに会話のテンポが落ちました。
横着せずに、一つ一つしっかり順番にやっていきなさい、
という忠告ですねきっと(´・ω・`)
いやぁ、怖いですね本番(笑)
もう一息、いや三息ぐらい、
セリフを自分の脳みそに定着させたいです( ̄▽ ̄;)
セリフが出てくるのは良いことなのですが、
まだそれに連動している、演出的動きがまだふわっとしている熊谷。
村尾さんとも連動するパートもありますので、
お互いに確認しつつ、
こうですねああですね、と「ん?」となったところでは、
その都度再確認をm(_ _)m
話題が、箇条書きのように順に進んでいく会話だと、
わかりやすい区切りが限られてきますので、
ちゃんと整理をしていかないと、ごちゃ混ぜになってしまいます(笑)
さぁ、本日は冒頭からはお芝居中盤ぐらいまでは調子が良かった熊谷。
昨日復習できていないところは、
わかりやすくクオリティが下がったわけですが、
熊谷的難関パートがやってきました……。
お芝居後半戦、
大詰めの手前のパートのところですね。
このパートに中の一つ、とあるセリフだけがどうしても覚えきれなくて、
ずっと苦戦しているんです。
めちゃくちゃ長ゼリフというわけではありませんし、
かと言って、三行ぐらいあるセリフなので、
決して短くもないのですが……
このセリフ、あんまりなんの前触れもなく出てくる話題なんですね。
しかも、比較的突然。
そのうえで、
その話題が出たあとに、その話題が展開されるわけでもなく。
そのセリフの内容がわかっていないわけじゃないんです。
でも、そのセリフの前後に取っ掛かりがないせいか、
ずっとここのセリフだけが覚えられず、、、
そして、まぁ案の定突っ込まれたわけですね。
「このセリフを言おうと思った、役の心理ってどう作ってる?」と。
……とある物を見たきっかけで言ってるから、
それを見て、思いついたから口をついて言っただけ?
そういえば考えてなかったなぁ。
心理って言われても、思いつきでしゃべってみただけなんだろう、
ぐらいにしか考えていませんでした。
でも、
このセリフに関しては、これは不正解だったことが発覚します。
「オレのセリフは、そのセリフに全く反応を示していないよ。」
と、村尾さんから。
……ほんまや!!Σ(゚д゚;)
私が苦戦しているこのセリフは、けっこー唐突に、
しかも突拍子もないことを言っています。
でも、それは一人言ではなく、
はっきりと、相手役の村尾さんに話しかけている内容。
でも、、、
言われてみれば確かに、
私のそのセリフの直後の村尾さんのセリフは、
全くそれに関する返事はしておりません。
なんだったら無視。
聞いてなかったのかな??
と思われるほど。
でも、聞いてはいるはずなんです。
お芝居のシチュエーション上、
会話の途中ですし、なんだったら向かい合って会話をしている状況ですし。
にも関わらず、村尾さんは私の言葉に反応はしていない。
「自分のお芝居のヒントや答えは、次の相手のセリフのリアクションに書かれている。」と、
教えられたことがあります。
「このセリフ、なんでこんなに覚えづらいんやろう?
私の努力不足なだけかな??」
と、思って、
その覚えづらいセリフだけに集中していましたが、
確かに、その直後のセリフなんて全く読んでいませんでした。
お芝居上、村尾さんにとっては、
私がぶっ飛んでいることばかり言っている役なので、
お芝居の後半戦になってくるにつれて、「もういちいち反応するのも疲れたわ。」
という気持ちゆえ反応していないのだろう、
と思っておりました。
確かに、そう説明されると、
これまでの話の流れからだと、あまりにも突拍子もないことを言っているし、
でも、それを言われた相手にとってはかなり嫌な話題だし、
でもそれに対してのセリフは、全く興味を示していないセリフだし、、、
視野が狭くなっていた、ということですね。
しかも、そのうえで更に突っ込まれます。
「このパートでは、あなたはなんの目的を持って、
それぞれの行動をしているの?」と。
……え?
台本上の成り行きとしゃあなし??(´・ω・`)
いや、実際台本上そうなんですが、
それにしても、
そこのパートの私のお芝居プランがあまりにも、
セリフを言っているだけ、というなんともふわっとしたお芝居プランでした。
少し前の日誌でも書いたと思うのですが、
「台本から逸脱した二次創作をしすぎていた。」
ということが発覚した日の稽古がありました。
この二次創作のしすぎの原因を自分なりに考えた結果、
「台本上に書かれている″だけ″のアクション、リアクションと、
そして、その行動に対する役の気持ちを、できる限りシンプルにピックアップしてみよう。」
と思いました。
シンプル、というのは、
いわゆる喜怒哀楽のように、
「楽しい」とか「悲しい」とか「腹が立つ」とか、です。
「なぜ」腹が立つのか、や、「なぜ」辛いのかなど、
この「なぜ」に、変にこだわっていたのかもしれない、と思いまして、
そんなふうに、端的に言い表せられるもので、
自分のお芝居プランを整理しようとしてみました。
おそらくこの方法、というか、
台本を読み込んでいくうえでの順序は間違っていないんだと思います。
でも、おそらく、
このお芝居後半で、私が覚えづらいセリフが入っているパートのところは、
シンプルな感情や気持ちをピックアップしたうえで、
「なぜ?」を突き詰めていくべきだったのでしょう。
先日の、自分好みの二次創作は台本から逸脱していたので、
それは全部無しにしていたのですが、
その結果、プランも何もないセリフを言っているだけ、
という、一番よろしくない結果に(T_T)
二次創作に対して、台本上から読み取れる一次創作もできていなかった、
ということなのでしょう。
セリフが全然入らない時点で、
そのことに気がつくべきでした( ̄▽ ̄;)
セリフしか情報がない、
なら、セリフからの情報を信じて、お芝居プランを組み立てていくしかない、
でも、別役さんの本は、その情報すら少ない。
だったら、その少ない情報を大事にしたうえで、
台本から逸脱しない程度の二次創作を……
……って、、、
良い塩梅が難しいなそれ(^_^;)
まだ、前回注意された自分の二次創作が、
どこがどう辻褄が合っていないのかがピンとは来ていないのですが、
どちらにせよ、
今この段階のお芝居プランではいけない、ということは発覚しました。
台本から読み取れる情報をできる限り丁寧に一つずつピックアップしつつ、
それぞれの言動の理由となる、役の気持ちや目的などの行動原理を、
自分なりに作っていこうと思いますm(_ _)m
あくまでも、
台本からかけ離れないようにね(笑)
ではまた(*^^*)
熊谷