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いかけしごむ16日目

稽古場日誌16日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)




少し前から、お芝居の後半戦の作り込み、

そして!

前回の稽古でようやっと覚えにくいセリフが少し流暢に出てくるようになりました!


一時はどうなることかと思いましたが、

前回の稽古でそれなりにできた、ということは、

気を抜かなければ、もう一息で、もっとしっかり覚えられるということ!


この調子で頑張っていきますよー!!


都合の良いように前向きに考えていきますよ()


そんなこんなもあってか、

本日はお芝居冒頭から!


昨日みたいに、勢いもあってテンポよく、

とはいかなかったのですが、

それでも、昨日同様、セリフもあんまり引っかからずに、

シーンを進めていくことができましたm(_ _)m


立ち位置などを細かく決めていったお芝居後半戦も、

まだふわっとはしていたのですが、

なんとか決められた段取りを追いつつ、

お芝居を最後まで終えられました。



気付くと、あら!

結果的に通し稽古に!!



保険で台本も持ちつつ、ではあったとはいえ、

そこそこ良いテンポでの会話、

決められた段取りもそこまで失敗することなく、

なんとか最後までm(_ _)m



そのお時間なんと57分!


ほぼほぼ1時間ですね。


稽古初期段階の読み合わせのときからほぼ変わっておりません。


よしよし、計画通り……(--)ニヤリ



ミニマム公演ですので、

小劇場ならではの空間に合う、短めの作品。


面白く、でも濃く、そしてコンパクトであることはやっぱり外せません()




さて、結果的に、

本番約1ヶ月前の通し稽古となった本日。


読み合わせの稽古のときから、一回の稽古で二回、

最初から最後までできちゃう、というコンパクトな作品。



ですので、

通し稽古を終えたとしても、

まだ稽古時間はいつもの半分ぐらい。


いつものぷち休憩時間ぐらいの時間です()




前回から、

やっと流暢に出てくるようになり始めたお芝居前半戦。


前半戦は、ざっくり言いますと、

「いかにテンポよく、面白おかしく二人の会話を見せられるのか?」が大事になってきます。


ですので、「セリフが全然覚えられない!!」とジタバタしておりましたが、

これを乗り越えなければ、

お芝居自体のメリハリ、演出もつけようがありません(;・∀・)


ですが、

ようやっとその壁も乗り越えられそうな予感がするところまでこれました。


ここまできたなら、あとは自分との戦いです!

よりセリフがキレイに出てくるように、自主練してまいりますm(_ _)m



ですので、

本日は前半戦の稽古ではなく、

お芝居後半戦をもっとしっかり作り込んでいきましょう




今回のお芝居は、

前半戦は少し気楽に見ていただけるリラックスタイム、

後半戦は一気にお芝居の話が動き始めるパートですm(_ _)m


不条理劇の父と呼ばれている別役実さんの本ですので、

「ええ?なんで??」と、

「ありえないでしょそれ。」というような箇所が気になってしまうと、

そのあとずっと怪訝そうな顔でお芝居を見てしまいます(;)


でも、今言った通り、

お芝居前半戦は、リラックスパート。


イスにゆったりと座って、

引き続き、お芝居の二人の会話を楽しく聞いていただきたいんですが、

後半戦はそうもいきません。



数回前の稽古から、

今回のお芝居における演出方針が定まった様子の、演出の沢渡さん。


その演出方針を元に、

話が動き始める後半戦での、動きや立ち位置などを細かく決めていきます。


前回の稽古で仮に決めたことが、

今日改めて見ると、別のパターンも試したくなり、

そのうえで、小道具が関わってくるパートも、

何パターンか試して、しっくり来るものを選んだりしました。



そしてここで出てきました。


今回の演出方針における、お芝居上での「様式美」



ものすんごくきっちりかっちり決まっているわけではないのですが、

今回のお芝居の演出では、

「体の向き」による表現方法を大切にしています。


真っ直ぐ相手のほうを見る、

また、相手の方に向いているというイメージを持ちつつ、お客さん側に真っ直ぐ向く、

など。


いわゆる直角的な動きをキレイに、という目標があるのですが、

この直角的な動きは、

けっこー意識して動かないと、すぐ崩れてしまいます。



……ええ。


熊谷、この今回の様式美、

そこまで大切なものだという認識がありませんでしたω・`)


大劇場ならいざ知らず、

ざ・小劇場的空間と近さの、今回のミニマム公演。


お客さんとの距離が近いからこそ、

この直角的な動きが大事になってくる様式美をないがしろにしてしまっては、

その雑さが目立ってしまって、

お芝居の世界に入り込んでもらいづらくなってしまう。


熊谷が注意された箇所は、

お芝居の後半戦も後半戦ではあったのですが、

シーンとしては印象的なところ。


そんな大事なシーンを、私の雑な動き一つで、

お芝居自体を台無しにするわけにはいきませんm(_ _)m



自分のメインの居場所である自身のイス。


このイスに対しての直角的な動きを、

どれだけ意識していられるか。


私の雑な動き、というのは、

イスに対して直角な体の向きではなく、

イスの前に斜めに立ったりしていたんですね。


肩が、左右どちらかに少し寄っている、

ぐらいならまだしも、

はっきりと斜めに立っていたんですね、イスに対して。



そりゃもう突っ込まれました。


「客席側から見てキレイじゃない。」と。



不器用ながらも、

どのように修正、そして意識するべきかを教わりながら、

お芝居の後半戦を、改めて整理&確認。




これまでの稽古で、

「直角で動いて。」とはっきり言われていたわけではないのですが、

おそらく、「演出の意図を汲み取る」べきだった一つの事案のように思われます。



舞台美術がほぼこんな感じで決まっていて、

かつ、一番最初に仮で決められていた演出のルールから、

「今回はこんな感じのほうが良いんだな。」と、

連想しようと思えばできました。


ですがそこに意識がいっていなかったのは、

熊谷はまだまだだな、と、

諭されたのですねきっと(^_^;)




お芝居後半戦全部を稽古することはできませんでしたが、

この様式美に対する意識をもっと持ちつつ、

次回の稽古も頑張ります!




ではまた(*^^*)




熊谷