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稽古場日誌最終日

稽古場日誌31日目 最終稽古




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



ついにこの日が来ました!


最・終・稽・古!!



え?もう!?

と思っているのは熊谷だけではないはず……


熊谷が初主役というのも多分にあると思うのですが、

いやもう、、、

稽古時間が足らない気がしてならない!



演出的にも、かなり頭を悩まされた、

安部公房さんの「友達」。


演出の沢渡さんも、この手強い台本には苦戦されていましたm(_ _)m


先日の通し稽古を終えまして、

本日は細かいパートの確認稽古!


この細かい確認稽古がなんだかんだで大事ですからね


ついついサボってしまいがちな作業ですが、

怠らずに稽古していきますよ(*•̀•́)و




とりあえず!

ここ最近恒例の、

例のコントシーン()のセリフの早回しをまず行ってから、確認稽古です(*^^*)



稽古の度に行ってきたこのセリフの早回し。


見た目も作業としても地味ではありますが、

このセリフ確認のためだけの稽古のおかげで、

今回のお芝居でけっこーな山であるコントシーン()も、テンポが良くなってきました。


その証拠に、

この早回しを何回か行ってからの初めての通し稽古は、

ランタイムが5分縮まり、目に見えてテンポ感も上がっていきましたm(_ _)m



これはおそらく本番前にも行うべき作業でしょう。


役者間で、暗黙の了解になっていそうな雰囲気ですm(_ _)m



このセリフの早回しを終えて、

このあとは、お芝居の後半部分から確認稽古。


前回の通し稽古を終えて、

少しばかりの立ち位置整理、そして、

前回増えた小道具の扱い方の確認をして、

そのままラストのシーンの稽古へ。



演出や稽古場のしきりを行っている人に止められるまでは、

役者はお芝居を止めずにそのまま進めていくのですが……


あ、このまま稽古する感じですね??



このラストのシーンが、

他に比べてあんまり稽古できていないからでしょう。


最終稽古だし、時間もまだ余裕があるし、

という判断なのだろうな、と、

熊谷は勝手に思っておりました。



ですが、

このラストのシーンの一区切りされたところで、

一度お芝居を止められました。


そして、演出の沢渡さんから、

熊谷のお芝居に対してオーダーが。


「今やっているお芝居プランから、悪いけど真逆にしてくれ。」と。



ほ、ほほう?

わかりました。


演出の要望通り、

これまでのお芝居とは真逆でもう一度ラストのシーンを稽古いたしますm(_ _)m



なぜ最終稽古にきて、

お芝居プランを変えて、というオーダーがきたのか?


先日の通し稽古のときの映像を、沢渡さんは見返して思ったそうです。


「ラストのシーンをたっぷりやるために、ここまでのシーンをテンポよくやってきたけど、

これはラストのシーンのお芝居を変えたほうが、お芝居的に伝えたいものを伝えられるのでは??」と。



かと言って、件のコントシーン()のように、

いけいけドンドン!のようなテンポ感ではなく、

ゆったりと会話しているところのテンポ感を少し上げる、

ぐらいのもの。


熊谷の役自身のお芝居プランも多少変更にはなりましたが、

のんびり会話ではなく、テンポよく会話することにm(_ _)m



映像を見返したときの違和感を確認するために、

一度これまでと同じお芝居プランで確認、

そして熊谷のお芝居を変更したバージョンも確認。



そして最終決定。


熊谷のお芝居プランを、これまでとは真逆にしたほうのお芝居プランでいくことになりましたm(_ _)m



ここに来ての変更!?

と思われるでしょうが、いやはや。

やはりそれだけ手強い台本だということ。


これまでお借りしてきた台本よりも、

お芝居の幅も広く、というより、

懐の広い「友達」。


演出次第でお芝居の雰囲気が変わる、というより変えられるのが、

今回の台本の面白い部分であり手強い部分であり。


今回の演出に基づき、

マツキさんが作ってくれた音楽がラストを飾ってくれることもあって、

ラストシーンの熊谷のお芝居プランを変更。



皆さんにとってはびっくりな状況だとは思いますが、

変更したお芝居プランでお芝居してて熊谷思いました。


確かに、この最終決定したお芝居プランのほうが、

今回の演出にも沿うし、何より第一主義らしい!



一番最初に台本を読んだイメージからなら、

これまでのお芝居プランが王道なのでしょうが、

いえ、今回の公演は、第一主義的新たな挑戦の公演!



手強い台本ゆえではありますが、

もっと面白いお芝居にするために、最後まであがき続けます!!


最後の最後でラストのシーンのお芝居変更がありましたが、

本日で稽古終了!


もうあとは、劇場に入って現場に合わせた稽古をするのみ!



初主役ということで、

熊谷自身には多少の不安と緊張はございますが、

それはそれ!


皆様に面白いお芝居を届けられるよう、

最後まで頑張りますっっ!



ではでは!

改めまして!

今回のお芝居の詳細をご確認ください(*^^*)




↓↓↓↓↓



-----とある女の元に突如訪れた家族たち。

仕事仲間でもなく、知り合いでもなく、親戚でもない。

彼らは言う。

「我々はあなたの友達だ。」と。


彼らは何者なのか、

彼らの目的は何なのか、

不条理劇の劇作家、安部公房の代表作「友達」

副題「黒い喜劇」は一体何を指し示しているのであろうか。




劇団第一主義  新生第捌回公演

「友達」


作、安部公房

演出・補綴、沢渡健太郎



**キャスト**


ことぶきつかさ

古田里美

村尾オサム(遊劇体)

平本真弓

南田吉信(劇団大阪新撰組)

上田裕之(イズム)

宮本円(フラワー劇場)

寿葬屋(ストロベリーソングオーケストラ)

斉藤彰一(劇団しし座)

キリコ

熊谷香月



**スタッフ**

音楽/マツキクニヒコ(フラワー劇場)

音響/大西博樹

照明/高木里桜


VTR撮影/明平英樹(株式会社トリニティー)

衣装協力/都島桃太郎

制作/堀川希絵


劇団題字/竹内志朗




**日時**

2023.7.26()/30()


26()  19:30

27()  19:30

28()  15:00/19:30

29()  13:00/17:00

30()  13:00



**会場**

布施PEベース

 http://www.fusepebase.com/sp/company.html


577-0056 大阪府東大阪市長堂3丁目4


近鉄電車「布施」駅、

JRおおさか東線「JR河内永和」駅

ともに徒歩10



**料金**

前売/当日  3500



↑↑↑↑↑




コロナ禍が落ち着きつつある現在、

これまで自粛していたイベントなどが復活してきて、世の中がせわしなく動いていますm(_ _)m


そんなこんなもあってか、

今回の公演、開演直前ではありますが、

まだどの回もご予約絶賛受付中!!



悩まれているそこのあなた!


熊谷が主役だとそんなに面白くないのでは?

不条理劇だしちょっと知らないジャンルだし、

と思っている方!


確かに、かなりの挑戦です、今回の第一主義の公演!



ですが!

見に来て損はさせません!


好みがあるとは思いますが、

「よくわからなかったけど、面白かった!」という感想をいただけると思っております!


ぜひぜひ!

劇場まで来て、この公演を見届けてくださいませ!



ご予約はこちらから!

(ご予約ページ)






そして、

この稽古場日誌にこれまでお付き合いくださった方々ありがとうございましたm(_ _)m


今回の公演の日誌は、

これまで以上に熊谷の個人的な視点や感想の多い日誌となりましたが、

楽しんでいただけたのなら幸いですm(_ _)m




それでは皆様!

劇場にてお会いいたしましょう!!(*^^*)


熊谷、がんばりますっっ




最後まで読んでくださりありがとうございました




熊谷香月