稽古場日誌29日目
おはようございます!
熊谷です(*^^*)
先日、二回目の通し稽古を終えまして、
ランタイムを5分!
縮めることができました✨
会話らしい会話をしておらず、
かといって本編にとても関連性のある内容かと思うとそうでもなく、
似たようなセリフがあったり、また話題が戻ってきたりと、
ややこしいコントシーン。
少し前の稽古より、
このシーンだけセリフの早回しを行ってから、
その日の稽古に臨んでいますm(_ _)m
そのおかげか、
このコントシーンはテンポが良くなり、
なおかつ、ランタイムも目標時間まであと一歩のところまで来ました(*^^*)
セリフを覚えるだけでは、というのもありますが、
セリフはしっかり覚えてこそ、お芝居の完成度も上がっていきます。
中身がなく、ただただ話題が移っていくシーンにここまで振り回されるとは思っていませんでしたが、
それももう一息で解消されそう!
諦めずに、根気よく、
本日もこのセリフの早回しを行ってから稽古ですm(_ _)m
本日の稽古は、
音響さんとの音合わせ!
音響さんとして売れっ子の大西さん!
第一主義の公演の前にも、
毎週どこかの公演で音響をされていた大西さん。
他の公演でのお仕事を終えて、
少し前の稽古から、本格的に第一主義の稽古場にいらしてくださっています✨
通しも見てもらいましたし、
演出の沢渡さんから音響さんへのプランもお渡ししました。
音楽家のマツキさんからも、
今公演のために作られた曲たちが大西さんのもとへ。
照明さんは、劇場に入ってからしか微調整ができませんが、
音響さんはスピーカーと音源さえあればこの微調整は可能!
劇場に入ってからバタバタすることのないように、
この微調整を、演出、音楽家、音響と確認しておきましょう✨
これまでの第一主義を見てくださった方々はご存知かと思いますが、
第一主義は、演出の方針上、基本的にBGMはございません!
ですが、
場面の変わるところや、印象に残したいシーンなどは、
もちろん、我らが音楽家が用意してくれた音楽が!
役者は、どのタイミングどの音楽が流れて、
どのタイミングでセリフをしゃべり始めたり、また動き始めたり、というのは基本的に把握はしていますが、
本番はそのタイミングは音響さんに委ねられます。
作品がほぼできあがっている今、
今度はスタッフさんたちとの確認事項が増えてくる時期ですね(*^^*)
お芝居冒頭から、どのタイミングで音楽が流れ、
どのタイミングでフェードアウト、
またどのタイミングで、役者のアクションに合わせた効果音が流れるのか。
また、合わせて、
照明の変化や切り替わりも大事です。
照明は、
演出の沢渡さんからの合図で稽古場は確認いたしますが、
その確認も、音響さんにとっては細かく確認する事柄。
お芝居冒頭から、しっかりと、
丁寧に確認していきますm(_ _)m
また、
詩を朗読しているようなワンシーンがあるのですが、
そのシーンはもちろん、マツキさんの作ってくれた音楽が流れるシーン。
これまでの稽古では、「このへんでなんとなく。」でしたが、
本日の稽古で、セリフをしゃべり始めるタイミングを、
何パターンか試して、しっかりとそのタイミングを決めました。
本日の稽古は、パッと見は地味ですが、
意外と細かな作業をしていましたので、
それはそれで時間がかかる作業なのですm(_ _)m
これで客演さんは最後です!
本日の役者紹介は、上田裕之さんです〜✨
スポーツ観戦がお好きな上田さん!
よく好きなプロレスのTシャツを着ていらっしゃるのですが、
本日もその1枚!
そのため、なんだかこんなお茶目なポーズに(笑)
熊谷ね、今回悩んだんですよ。
この役者紹介をする順番!!
ぎりぎりまで、配役は発表しないようにしよう、というのは漠然と考えていたのですが、
いかんせん、役の関係性で紹介していくとすぐネタバレになっちゃいそうだし、
かと言ってバラバラすぎるのもなぁ、、、
と思った結果、
最初の5人ぐらいは、実際に稽古場に来た順番で、
で、そのあとは微調整、と、、、。
で、ここで個人的諸問題ですよ。
上田さんをどのタイミングでご紹介しようかと……!
安部公房さんのこの「友達」は、
元々の台本の特徴として、役自体に名前がありません!
いわゆる固有名詞ですね。
「男」「父」「次女」といった、名称でしか配役名がないので、
いざキャスト紹介でそれも紹介していくとなると、
役同士の関係性もバレバレになりすぎるなぁ、という考えもありまして。
それぐらいのネタバレは別にいいのでは??
と思うのですが、いかんせん、有名どころの作品!
この台本を知っている人がたくさんいるのが前提なら、
これは配役も楽しみにしててもらおう!という考えに至り、
今回の役者紹介はこんな感じに!
……意外と考えて文章書いてるんですよ熊谷(笑)
そんなこんなもあって、
上田さんの役は、役同士の関係性がモロバレすぎる名称!
だから細かいことは書かない(笑)
ですが、稽古場日誌でもよく書いている通り、
今回の「友達」は、熊谷を主役に据えるにあたって、
元々は男性だった主役を女性に変えていますm(_ _)m
その結果、大元の台本からは、
上田さんの役も、性別が変わっていまして。
熊谷は、大元の台本を読んでいたのもあり、
自分の役の、男性的思考や口調、感情に振り回されていましたが、
さすがに上田さんもベテラン役者さんの一人!
女性から男性に変わった役で、
なおかつ、大元の台本に指示されていた役の感情や気持ちとは真逆のお芝居プランで、
と、演出の方針で変更になりました。
言われたその場ですぐに自身のお芝居を変えられるのもさすがですが、
稽古場では様々な面で熊谷を手助けしてくださっていますm(_ _)m
……お気付きでしたか??
出番のタイミング上、
今回の公演の稽古場日誌の稽古写真は、
ほとんど上田さんが撮ってくださっています!
熊谷は出ずっぱだから撮れるシーンが限られてくる、
というのをすぐに気づいてくださって、
他にも、比較的写真を撮りやすいぶっきーさんと協力してたっくさんの写真を撮ってくださっているのですm(_ _)m
皆様、今回も本当にありがとうございますm(_ _)m
ま!あと!
上田さんを紹介するのが後ろのほうに回ったのは他にも理由が!
熊谷とペア役で、かつ、熊谷が一番お芝居づくりに悩んだシーンの相手役。
そして、今回の特殊な演出の都合上、
他の役と顔を合わせることが熊谷はほとんどできないのですが、
上田さんは唯一顔を合わせられる役!
そんなこんなもあってか、
立ち稽古に入って何回かの稽古場日誌、
もう上田さんの出現率が高い高い!(笑)
「私どんだけ上田さん好きやねん(笑)」と、
自分で自分にツッコミを入れつつ、
でもその理由に納得しつつ書いていました(笑)
そんなこともあって、あんまり早く紹介しすぎても、、、
という熊谷のナゾの脳内作戦会議によりこのタイミングでのご紹介になりました(笑)
毎公演、上田さんが出てくださっている役と、
何かしら関わりのある役をさせていただいているのですが、
毎回思うんです。
上田さんの気遣いのすごさに……!
先輩ですので、熊谷を引っ張っていってくださっているのはもちろんなのですが、
前回の公演のとき以上に、
今回の公演は、稽古が始まった段階から、
熊谷の背中をとても押してくれていました。
ちょっと戸惑うぐらい(笑)
自分に対してのストレートなそういう優しさを受け取るのが慣れていないので、
熊谷はすぐに天邪鬼が発動するのですが(笑)、
毎公演、ご迷惑をおかけしつつ、
とても目をかけてくださっている先輩ですm(_ _)m
……あかん!
ペア役やから、キリコさんといい、上田さんといい、
今回の役どころの紹介じゃなくって、熊谷の個人的感想ばっかりになっているよ!(笑)
今回の公演の稽古場日誌、
今まで以上に熊谷の日記状態ですが、
これはもうファンレターやわ(笑)
ま!
そんぐらいお世話になっている!ってゆーこと!!(笑)
ことぶきさんや古田さん、村尾さんたちとはまた違う方向から、
いつもお世話になっておりますm(_ _)m
熊谷とペア役の上田さんですが、
もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが、
比較的出番は少なめ。
沢渡さん的には、南田さんとおんなじくらいのゲスト枠だそう!(笑)
確かにその気持ちはわからんではないですが(笑)、
それでも、しっかりとお芝居としての役割、印象を残されていきます✨
演出の意図を汲み取るのも早かったように思いますし、
何より、そのうえでご自身のお芝居プランを毎回変えて稽古場で試されていたりと、
演出にしてもお芝居にしても、どれが一番ベストなのか、を確認されていますm(_ _)m
あ!
忘れてました!
上田さんと平本さんのシーン!
コントシーン(笑)ではないのですが、
平本さんのお芝居プランも相まって、その受け手なのが上田さん!
いつぞや、このシーンの稽古で、
平本さんが一気に全力を出していたような日がありました。
そして、このときの上田さんも、楽しそうに受け芝居をされていました!
コントシーンではないのですが、
このお二人のシーンも、テンポよく見せるシーン。
お芝居中盤のパートになりますので、
切り替わりの意味も込めて、ぜひ楽しみにしててくださいませ(*^^*)
さて!
熊谷の各自へのファンレターはこれで終了!(笑)
本日の稽古は、
お芝居冒頭から最後まで音合わせ、音響さんとの確認作業でしたが、
本日の稽古で初めて流れた音がございます。
それが、サイン波。
何かしらの変化や、印象づけたいときに、
ここぞというときに、沢渡さんが演出で導入するサイン波。
何箇所か流れるのですが、
そのどれもが熊谷のお芝居に関わってくるところ!
サイン波がかかってから、どのタイミングでセリフをしゃべり始めるのか、
を少し悩んだのですが、
どうやらその答えは、
村尾さん曰く「空間に音が馴染んでから」だそう!
沢渡さん曰くは「これまでのセリフのテンポ感に則って。」とのことですが、
どちらもちょっと感覚的。
あと数回の稽古ではありますが、
この調整もしっかりと行ってまいりますね✨
ではまた!
熊谷