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友達稽古27日目

稽古場日誌27日目




おはようございます!

熊谷です



なんとか頑張って連日稽古場日誌を上げておりますが、

もうそろそろストックしていた分がなくなってきました。


熊谷、ビミョーに慌てております()



ま!

熊谷のそんな心配は置いといて、

とりあえず本日分いきますよー!()


なんだかだらりんとしているようですが、

これはちゃんとした稽古です!!()



一体どんな稽古をしていると思いますか〜??



……答えは〜、、、


セリフの早回し!!



何故この稽古をしているのかと言うと、

やはり!

あの!やたら長いコントシーン()が大変だから!!



さすがにこの時期ですので、

もう皆さんほとんどセリフは入っているのですが、

いかんせん、ただただ中身のない会話()が続くシーン。


本編にとても関わってくるわけでもなく、

かと言ってこのシーンを全部カットしてしまっては、

登場人物たちの関係性などが全くわからなくなってしまうし、、、


かと言って、

パート毎にカットなんかしたりしてしまっては、これはこれで話が繋がらなくなってしまいます(^_^;)



いやぁ、、、

稽古が始まる前の準備で、台本をデータに起こしていたときも大変でしたが、

この稽古大詰めの時期になっても戦い続けなければいけないとは、、、


このコントシーン、

思っていた以上に強敵のシーンでした()



中身のない会話のシーンですので、

やはり演出から求められているのは、

「会話のテンポ感」。


ゆったりではなく、漫才のようにテンポよく。

でも、早口になってはいけないし、

メリハリがなくなってもいけない。


あくまでもテンポよく、緩急もありつつ。



お客さんから見れば、

話題がどんどん移り変わっていくシーンではあるので、

飽きることはないのですが、

いかんせん役者側としてはちょっと大変()



突然思いついたように言わなければいけないセリフもあるし、

「なぜその話題からその話に飛び火した?!」というシチュエーションもあったりで、

セリフを覚えるのがまぁ大変!



もう聞き飽きたよそのセリフ!()と言われてしまうでしょうが、

いや、本っ当に大変なんです!


この約30分のコントシーン!!()



ですので!


先日の通し稽古でも発覚した通り、

漫才のようでもあり、また、あまりにも散文的なこのシーン。


どれか一つセリフが飛んでしまうと、

そのとき出ている役者全員で驚きが隠しきれなくなってしまうし、

もとにも戻せない。


なおかつ、タイミングが違うところでセリフが止まってしまうと、

その時点で、見ているお客さんは現実に引き戻されてしまう!



正直に言いますと、このシーンさえ、

このシーンさえ乗り越えれば!

他のシーンは、多少セリフが飛んだとしてもお芝居は続けられるんです。



でもこのシーンはそうはいかない!


いかにセリフを飛ばさずに、詰まらずにテンポよく楽しんで見てもらえるか!


これが大事で、かつ、解決策はこれしかないのです!!



とゆーわけで!

本来なら動きも込みで、立ちながら稽古しているところですが、

まずはセリフの確認のため、

このシーンだけセリフの掛け合いをしていきます



セリフはセリフ、動きは動き、

立ち位置は立ち位置ですからね。


最終的には全部同時進行で表現するのですが、

このシーンに関しては、まずはセリフをしっかり叩き込みましょう!



セリフに込めるニュアンスや、

気持ち、感情は少し控えめにしつつ、

なんなら棒読みで!


自分はどこが引っかかりやすいのか、

また忘れやすいのかをピックアップもしつつ、

セリフの早回しスタート!




……あ、セリフのニュアンスをなくして、

いざ棒読みで読み始めると、さっそく熊谷詰まっちゃったよ()


本日の役者紹介は〜??


第一主義初参戦!


キリコさんです〜



どうやら本名から、そのままあだ名のようになっているらしい、

キリコさんのこちらの芸名。



元々は、ストロベリーソングオーケストラさんに所属されていたキリコさん!


第一主義レギュラー参加の寿葬屋さんことぶっきーさんとは、

ほぼ同時期にストロベリーさんに入った同期なんだとか!


今はストロベリーさんは抜けられて、

フリーで活動されているキリコさん。



第一主義には、元々お客さんとして見に来てくださっていて、

今回、配役を考えるにあたって、

主宰兼演出の沢渡さんの頭に、ふとキリコさんが出てきたらしく。


熊谷と二人のシーンもありますので、

そのバランスも鑑みたときに、

「キリちゃんならきっと良い画になる。」と思い、

今回の出演をオファーしたのだとか!




ずっと見に来てくださっていた第一主義に参戦するのが決まり、

ぶっきーさんと沢渡さん以外が、全員初めましてという状況の稽古初日(という名の顔合わせ笑)


もうめちゃくちゃ緊張されていました!



そりゃそうですよね?


だって、今まで舞台上でだけで見ていた役者さんたちが、

10人ほど、素の状態で稽古場に一緒にいるんですから!


ましてや、立場は、自身もおんなじ役者。


スタッフと役者なら、まだ接し方もわかりやすいですが、

どんなお芝居で、自分がどんなポジションの役を渡されているのか全くわからない状態では、

緊張するのは当たり前!



まだまだ世間知らずだった熊谷でも、

第一主義の第一回目の公演の顔合わせのときは緊張していました()




そんなキリコさんですが、今ではすっかり第一主義の座組の一人!


熊谷に対しても「どう接すれば、、、」と戸惑われていたのが、

すっかり今では熊谷の素敵なお姉さんに


稽古場での気配りはもちろんですが、

こないだキリコさんのもう着なくなった服をたくさんいただきました!


しかも熊谷の好みドンピシャなものばかり!!


……あ、これは稽古場日誌には関係ない()




さて、そんなキリコさんの今回の役どころは〜?


ふっふっふ、、、


驚くなかれ、なんと重要な役どころ!



「まさか初参戦でこんな役を渡されるとは?!」と、

思わず声に出してしまいそうな役!



冗談と妄想話で言っていることなのですが、

「主役が男性のままなら、お前の役はキリちゃんの役だったな()」と、

いう話が出てくるような、

今回のお芝居ではしっかりと役割を持っている役。


もちろん、これは妄想話ですので、

実際には違うのですが、

ずっと第一主義でお世話になっていて、

前回は隠れヒロイン、そして今回は主役をいただいている熊谷。


元々の台本を上演するのであれば、確かに熊谷はキリコさんがされているこの役を渡されていたでしょうm(_ _)m



ですが!

今回は、女性に変えて熊谷が主役に、

そして、今回のお芝居的ではとても重要なシーンの、その相手役はキリコさん!


「キリちゃんにお願いできて良かった。」と、

演出の沢渡さんはこの配役に手応えを感じている様子m(_ _)m




そんなキリコさんですが、

今回のこの、ざ・不条理劇な「友達」、

ましてや第一主義至上一番特殊かもしれない今回の演出には、

やはり四苦八苦されています!


「相手を基本的に見ない演出」「会話らしい会話をしていない会話劇」


ネタバレで申し訳ないのですが、

熊谷と二人のシーンも、お互いを見てお芝居はいたしません。


ですので、イメージを広げるために、

向かい合って個人稽古をしたりして呼吸を合わせたり、

その呼吸を合わせるためのサインを決めたり、

と、戸惑いながらも、熊谷と一緒に二人のシーンを作っていってくださっています




あ!

あとこれは熊谷の個人的な感想!


冒頭のキリコさんがね、カワイイ!!


出ずっぱりな役なので、そんな個人的な感想を持つタイミングも余裕も熊谷には基本的にないのですが、

これまでの稽古で、お芝居の冒頭だけですが、客席側から見れるタイミングがありました。



……うん、ハートわしづかみとはこのことだね!()


全体的には少し「ツン」とした印象のある役どころですが、

時折見せてくれるキリコさんの可愛らしさは必見!


前から見れないのが残念!:(´ºωº):


あ、熊谷すでにファンと化している()




初参戦でも、濃ゆい第一主義の座組に馴染んでいるキリコさんはどんな重要な役なのか!?


ぜひ楽しみにしててくださいませっ!




ペア役というのもあって、

ちょっと熱くキリコさんのことを語ってしまいました()



やったら長いこのコントシーン()は、

やはりセリフの早回しだけでも強敵!


一回目を終えて、小休憩をはさんでもう一度セリフの早回しを。



そのあとは、

稽古時間いっぱいいっぱい使って、できるところまで、

お芝居の冒頭から流していきましたm(_ _)m



早回しをしたおかげか、

やはり、あのコントシーンはテンポも良くなり、

劇的に、とまでは変わらずとも、

数分ほどタイムも短くなっていたそうでm(_ _)m



作業を分割して、一度整理し直すのはやはり大事ですね




そして、これは熊谷の反省点。


前回の通し稽古のときに発覚した、

お芝居の集中力もテンポ感も主役次第、ということ。


これを意識して、

お芝居の約3分の2ほどまでの流しをしていたのですが、

うーん、、、


ちょっと感情的になりすぎちゃっていたよなぁ(^_^;)



早回しをしたことでテンポもよくなり、

頭もそれなりに冴えている状態だったので、

「これは気を引き締めていかねばっ」と思って臨んだのですが、

思っていたのとは違う方向にどうやら転がってしまっていたよう。



気を引き締めて、集中力をしっかり保つのと、

お芝居上で感情的になるのはまた違いますよね(^_^;)


演出の方向性から外れてしまったお芝居をしてしまっていたなぁ、という本日の熊谷の反省点m(_ _)m



バランスが難しいですねっ()




稽古の段階でわかりましたので、

このあとしっかりと微調整してまいりますよ(*^^*)




ではではまた!




熊谷