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友達稽古26日目

稽古場日誌26日目




おはようございます!

熊谷です


ちょっとわかりにくいですが、

お気付きでしょうか?


今までの稽古場写真には写っていなかったものが写っていることに……



……そうなんです!


小道具で使う「箱」が、本日稽古場に届けられたのですー!!



けっこー前の稽古場日誌で書いたことがある、

小道具の「箱」。


椅子にもなるし、ベンチにもなるし、

使おうと思えば机にだって踏み台にだってなる!!


そんな便利な「箱」!


これまで第一主義をご覧になったことがある方々は見覚えがあるのではないでしょうか??



そうです!

第肆回公演「カーゴ・カルト」のときに初登場した、

第一主義御用達の「箱」ですー!!



いやぁなんと言いますか、、、

落ち着いちゃいますね、この箱が来ると()


前回の「ほにゃらら殺人事件」のときは使いませんでしたが、

その前の「死なない薬」では、この箱の大きいバージョンも作ってしまうほど、

使い勝手の良い小道具



大きさもこの六角形の形も、

舞台用、お芝居用に融通が効きやすいように、

演出の沢渡さんが考えに考え、サイズ感も計算して作ってもらったものなのですが、

いや、なんとも言えないこのサイズ感()




我らが大道具、株式会社しの家の代表、篠原さんが作ってくださって、

かつ本日稽古場に持ってきてくださいました(*^^*)


稽古場に元々置いてあった黒い箱を仮でずっと使わせていただいていたのですが、

本日より、この箱を本番に備えて使っていきます!


仮で使わせていただいていた黒い箱、今までありがとうございました!



というわけで!

レギュラー参加の多い、第一主義の役者陣。


馴染みもあるし、使い慣れてはいますが、

今回の公演のために、どう使うべきか、はたまたそのサイズ感などを微調整してまいりますm(_ _)m



熊谷もこの箱を使っている一人ではあるのですが、

この箱に座ったまま向きを変える、という一場面が劇中であります。


その場面で、案の定、ちょっとバランスを崩しかけて倒れそうになったのは、

ここだけの内緒話で()

さ!

ちょっと早いですが、

本日の役者紹介いっちゃいましょう!!



我らが大女優!

古田里美さんです〜


自他ともに認めるコメディエンヌな古田さん!



稽古時にいつも首に巻いてある手ぬぐいで、

すぐさまこんなポージングに!


この手ぬぐいの色目も相まって、なんだか時代劇を彷彿とさせてしまいます!


背景は、、、

そうだな、雪がしんしんと降っている冬の夜空かな?()


あくまで熊谷の勝手なイメージです()



あ!

残念ながら、今回の役とは全く関連性はございません!()


いつもサービスショットの多い古田さんです()




古田さんも、第一主義にはレギュラー参加の役者さん!


今公演も、まず、いの一番にオファーした役者さんなのですが、

今回の公演でも、演出にも座組に対しても、全てにおいて強くバックアップしてくださっています!



正直に言いますと、

今回の古田さんの役どころは、台本上には見せ場らしい見せ場はございません。


ですが!

そこは我らが大女優!


自己主張が鼻につくわけでもなく、

かと言ってひっそりと影を潜めているわけでもなく、

見せ場がなくともその存在感を存分に発揮してくださっています!


まさに!

いてもらわなければいけない役者さんの一人


古田さんの気遣いの素晴らしさに、改めて気付かされる今回の公演ですm(_ _)m




そんな古田さんの今回の役どころは〜?


あら?

もしかして第一主義では連続??


そんな役どころ()



先程も申し上げました通り、

古田さんの今回の役には見せ場らしい見せ場はございません。


そういう意味では、

お芝居全体を通してみると、あまりメインの役どころではないかもしれません。


ですが、

「こういう役こそ私なのよ!」と古田さんが歓喜するような、

とっても自由な役!



お芝居の物語上、そこまで重要度は高くなくとも、

この古田さんの役は、役作り的にはちょっと難しい役だったりしますm(_ _)m


何故なら、

役作りのための設定のヒントがほとんど書かれておらず、

また、突拍子もなく突然しゃべるシーンがいくつもあり、

そのときのシーンのテンポ感をキープ、いえ、加速させるような役割を担っていたりするから!



ご本人は、「私はそのときそのときの反応をしているだけの役。」と言われていたのですが、

この、反応しているだけ、

しかも、突然思い出したかのように言わなければいけないセリフたちを、

そのときのシーンのテンポ感や空気感を崩さずにお芝居をする。


自分のセリフを覚えているだけ、ではできない、

ちゃんと「自分のお芝居をして」というしっかりとした土台があってこそできる技ですね



見せ場もあんまりなければ、

セリフ量も、他の役に比べれば少なめ。


ですが!


もう何年も前のことですが、

いつぞや、どなたかが「古田さんがお芝居の間を全部埋めてくれているよね。」と言われていました。


そのときの熊谷は全くピンとは来なかったのですが、

いえ、今回のお芝居ではその古田さんの役者としてのレベルの高さを改めて感じておりますm(_ _)m



台本上のセリフは少なくとも、

反応すべきところではその反応の声を出し、

また、相手役に対して反応しやすいようにそのサインを送ってくれたり!



お芝居の空気感が途切れないよう、はたまた緩まないよう、

そして、メリハリがつくように、

古田さんが常に「お芝居」をしてくださっているのです!



今回の役が、そのような役回りで、

かつ自由に動きやすい役だからこそ、

お芝居の「隙間」をしっかりと埋めてくださっているのですが、

このお芝居プランは、

思い返すと、読み合わせの段階から行われていましたm(_ _)m


そして、立ち稽古に入って、

お芝居としての反応が、声だけでなく、動きも加わると、

さらにその隙間を埋めてくださっているのがよくわかる!


声で、反応で、そして空間まで、

全てに気を配ってくださっています。


まさに、今回の役どころは、

座組にとっては縁の下の力持ち!



今まで自分が気づけなかったのがびっくりなくらい、

古田さんの気配り上手、気遣い上手、お芝居の上手さに、

驚かされている今回の公演の稽古ですm(_ _)m




さて、

本日の稽古は、

本番で使う「箱」も稽古場に来ましたし、

何より、照明さんも来てくださっています!


稽古も大詰めを迎えようという今、

本番まではやはりお芝居のクオリティをもっと上げていきたいところ。



というわけで、照明さんにお見せする意も込めて、

お芝居冒頭から順に流していっちゃいますね(*^^*)



照明の変化がないところなので、

噂のやたら長いコントシーン()はちょっと割愛しつつ、

ですが、そこを除くとほぼ全てのシーンを繋げて稽古できました



先日の通し稽古のときにひっかかった、

セリフのテンポが崩れたような箇所も、

本日は良い感じ。


個人的にも手応えがあったような気がしますm(_ _)m



けど!

まだまだセリフに関しては怪しいところがありますね(^_^;)



シーンごとに区切っての稽古ではなく、

こうして本番さながらに繋げて稽古していくと、

自分がどこで引っかかりやすいのか、

また、どこが怪しいのかがピックアップしやすいのでありがたいm(_ _)m


ましてや、

今回はほとんどの役がほぼ出ずっぱり!


楽屋に戻ることがあんまりできません()



まだまだ稽古ではありますが、

怪しいところを一つずつ解消していって、

完成度の高い状態で最終稽古を終えたいですね(*^^*)




ではではまた!