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友達稽古19日目

稽古場日誌19日目




おはようございます!

熊谷です



本日は全員揃いました!


とゆーことは!

恒例の、、、

通し稽古!!


……ではございません。・゚・(ノ∀`)・゚・。



いつもの第一主義なら、

台本を持ったままでも、本番1ヶ月前には通し稽古を行うのですが、

今回はそうもいかず(^_^;)



というのも、

「普通」のお芝居ならいざ知らず、

今回は演出方針により、特殊な立ち位置整理が行われています。


この立ち位置整理が思ったよりも時間がかかっておりまして、、、



一度暫定で決めたものも、日を改めて見てみるとあんまり動線がキレイじゃなかったり、

代役で決めたところもありますので、やはり本役でやってみるとしっくりこなかったりと、

なかなか本決定には至らないところがちらほら。


大まかには決まっているのですが、

いかんせん、まだまだ作り込んでいるところ。


変更はたくさんあるにしても、

画作りでここまで悩んでいるのも珍しいのではないでしょうか??



それぐらい手強い本です、安部公房さんの「友達」。




さて!

恒例の一ヶ月前の通し稽古はできませんでしたが、

前回の復習も兼ねて、

村尾さんと熊谷のシーンからいってみましょう



果たして熊谷は、勇気を持って、セリフをすぐに言わない、

お芝居をしてからセリフを言うことができたのでしょうか?!()



熊谷の問題は置いといて()

前回の稽古のときに、村尾さんにオーダーされた「トシちゃんでやってください()」を、

村尾さんはものの見事にされていたらしく。


されていたらしい、というのは、

おんなじシーンに出ていますが、お芝居上、熊谷は村尾さんの「トシちゃん()」を拝むことはできないんです(^_^;)



ですが、音で聞いている限りでは、

おそらく「トシちゃん()」をされているときに、

客席側から見ている役者陣からは笑い声が聞こえていたので、

よっぽど素敵な「トシちゃん()」が出来上がっているのでしょう()



むしろ、あまりにも素敵で、ご自身の思っていたより受けたものだから、

何回目かの「トシちゃん()」で、村尾さん自身で笑ってしまわれてました()



うっわー!

気になるわぁ!!


でもお芝居上見れない!


「見たいです!」と稽古終わりに言ったら、

「香月ちゃんは見ちゃダメ!じゃないと、役としての村尾さんじゃなくて、村尾さん自身を見て、本番中にお芝居が崩れちゃうよ!()」と、

古田さんに制されてしまいました()



……そ、そんなに面白いのか、、、ω・`)


自分と役をちゃんと切り替えきれていない自分の実力不足もあるでしょうが、

見れないのは残念ですω・`)




さて、このあとの続きのシーンへ、

と進みたいところですが、

本日は、音響の大西さんが稽古場へいらしてくださいましたm(_ _)m


毎週どこかの現場で音響をされている大西さん。

お忙しいなか本日はいらしてくださったので、

お芝居後半戦の入口パートであるシーンを見ていただいたあとは、

お芝居冒頭から見ていただきましょう


ちょうど全員揃っていますしね()



まだまだ決まりきっていないところもあるとは言えど、

イメージだけでもお伝えしなければっっ




というわけで!

本日の稽古後半は、お芝居冒頭から流していきますっ!


少し前の稽古で、

我らが音楽家、マツキクニヒコさんが今回のお芝居の音楽を持ってきてくださいました(*^^*)



元々の戯曲と一緒に載せられていた、「友達」のテーマ曲の楽譜を元に、

そのメロディがしっかりと聞こえてくるもの、

そして、今回の第一主義の「友達」に合わせて作ってくださったものと、

二種類の曲をご用意してくださいました



音楽も流しつつ、さぁできるとこまでやっちゃうぜ!



……あ、あら


これは、、、


予想していた以上に続けるおつもりですね??



これまでの稽古場日誌で何回か書いています通り、

お芝居の前半戦、その最後のパートは、

なぜかやったら長い場面、約30ページもあるシーン。


役者陣のほとんどは、

この長いシーンの手前で止めるだろうと思っていたみたいで、

台本を離していた役者も何人かいたのですが、

この長いシーンも稽古するということが発覚するなり、

隙間で台本を取りに行ったり!という現象が!



そりゃそうですよね、だってやったら長いんですもんこのシーン。

しかも、中身のあんまりないコント的シーン()


音響さんに見せるためと言えど、

まさかこのシーンの終わりまでいくとは思っていませんでした()


なんだかんだで、あんまり稽古できていなかったりするシーンですしね()



もちろん、このときは、

お芝居の最初から続けていましたので、

ランタイムも測っていたわけですが、その時間約1間!


あら!

思ったよりもしっかり時間がかかっている!


ですが、今回の台本は、

役者はセリフが覚えづらい台本で、いつもなら早々に台本を離している役者も、

見てはいなくとも台本は持ったままの役者ばかり。


そのため、テンポよくいけるであろう会話も詰まりながらでしたので、

そこでちょっと時間を食っていたみたい。


ということは、お芝居の前半戦はもう少し短くできますね



ちょこちょこ自分の立ち位置を間違えたので、

これは自分でちゃんと整理するとして、

今回の特殊な演出をするにあたって、

やはりちょっと不安は感じていたらしい演出の沢渡さん。


この約1間のお芝居前半戦、

なんだかんだで、楽しく見ることができたそう


出ている役者陣は大変なのですが()

面白く仕上がっているのなら何より!


嬉しい限りです(*^^*)




役者陣はびっくりな状況になった本日の稽古ですが、

良い感じに仕上がってますよ!

第一主義流「友達」!!



もうね、舞台的!


いや、舞台でしか見れない作品になっております



ぜひぜひ!

7月末は、布施PEベース、第一主義の公演に遊びに来てくださいませ(*^^*)



ではまた次回!




熊谷