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友達稽古18日目

稽古場日誌18日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



いやぁ、こないだ晩遅くに帰ったら家の中がもわっとしすぎて、

すぐにクーラーつけちゃいました()


少し冷えたら扇風機に切り替えはしたのですが、

梅雨明けしていないとはいえ、もう夏ですね!()


水分不足と暑さに気をつけなきゃっっ

本日稽古したシーンは、、、

なんと1シーンのみ!


お芝居後半戦の入り口部分のみ稽古しておりましたm(_ _)m



本日お休みの方の加減でもあるのですが、

前回の稽古のときの続きのシーンで、

かつ、演出的立ち位置整理が少し細かいためです。


何度も同じところを整理、確認、変更を繰り返していたため、

この1シーンだけで、本日の稽古時間を目一杯使っていたのでしたm(_ _)m



特殊な演出である今回のお芝居。

その一番の特徴は、「主役である熊谷の位置が、基本的に舞台のど真ん中にいる」こと。


このルールが、このシーンでも適用されているのですが、

やはりこのルールを活かすも殺すも、それを握っているのは周りの立ち位置次第。


「普通」のお芝居の作り方ではないため、

この立ち位置は役者ではなく、演出の仕事。


舞台上のどこのパートを見せたいのか、または見せたくないのかは、

演出の取捨選択となってきますm(_ _)m




この立ち位置整理の仮決めに時間がかかったのもありますが、

本日の稽古がこの1シーンだけだったのは、やはり熊谷にも原因があります。


というのも、

セリフとセリフの合間のお芝居がおざなりになっていたから。



おざなり、と言うとちょっと語弊がありますかね?


「相手のセリフの後は、すぐにセリフを返さなきゃいけない。」という思い込みにより、

セリフとセリフの間のお芝居ができていなかったから、

というのが、一番わかりやすいでしょうか?(^_^;)



このお芝居後半戦の入口のシーン。


村尾オサムさんと熊谷の二人のシーンなのですが、

いつぞやの稽古場日誌でもお話した通り、

「時間の流れが少しおかしい」シーン。


上記のことはもう割り切るとして、

それにしても、会話が繋がっているようなそうでないような。


「この問いかけに対して、そんな返答はしないやろ普通。」

というような受け答えを熊谷がしているシーンなのですが、

このレスポンスを、とりあえず村尾さんのセリフが終わってすぐにしておりました。



個人的には、上記のことは理解したうえで、

自分なりに間合いも取ってどういう反応なのかを示した上でセリフを返していたのですが、

ここで原点的な問題が出てきます。



「お客さんに伝わらなければ意味が無い。」ということに。



そして更に。

熊谷の練ってきたお芝居プランが何故伝わらないのかというと、

このシーンが、「二人だけ」の会話のシーンだから。


舞台上に二人だけ、ということは、

どっちかが喋り、どっちかが聞いている、というのが一般的だと思うのですが、

このシーンもやはりそんな感じ。


ということは、

お客さんの視線は、基本的に「喋っている人」に行きやすいんです。




さて、ここで様々な要因と原因を整理しますね。


すぐにセリフを返していた、舞台上は二人だけ、

視線は基本的に喋っている人、熊谷のセリフの合間のお芝居プランは伝わらない。



熊谷のセリフとセリフの合間のお芝居プランは、

そのときセリフを喋っている村尾さんに視線が集まりやすいタイミングで行っていたため、

見られていないときに行っていてもわからないのです。



舞台作品ですので、どのパートを注視するのかは、お客さんが選ぶことができますので、

一概には言えないのですが、

「伝える」ということに関しては大事なポイント。



ましてや、シチュエーションもはっきりしていない、

何の脈絡もなく唐突に始まる話題、

そしてちゃんと会話をしていない、二人だけの会話のシーン。


わかりやすい反応をしているのならまだしも、

このシーンの熊谷の役の会話のレスポンスは、

かなりわかりづらい内容。



相手役の村尾さんのセリフの合間にだけお芝居をしてても、

お客さんには伝わらないのです(^_^;)




ではどうすればいいのでしょう?


答えは「セリフをすぐに返さず、自分に視線が集まりやすいタイミングで、

ちゃんと自分の役のお芝居をすること。」



別の言い方もされました。

「勇気を持って、セリフをすぐには言わない」と()


セリフですので、

どうしてもテンポよくいきたくなるもの。


なんだったら、漫才のように反射で次々会話していきたい()



ですが、これも表現方法の一つ。


漫才のようなテンポ良くいきたい会話もあれば、

そうではなく、テンポは気にせずのんびりと会話したいシーンもあります。


時と場合によりけりなのですm(_ _)m



そして、

本日稽古していたシーンは、

どちらかと言えば後者の、テンポはあまり気にせず、

合間合間でしっかりとお芝居をしながら、という会話のシーン。



セリフをすぐに言わなきゃ!と焦るのではなく、

勇気を持って()、自分の役のお芝居をしてからセリフを言う。



このことがなかなか飲み込めず、

何回も同じところを繰り返し稽古していたのもあって、

本日の稽古はこの1シーンだけとなったのでした()



……あ!


村尾さんと熊谷のシーンだけを稽古していて今日が終わったわけじゃないですよ!


この2人だけのシーンを、確認も兼ねて更に稽古してから、

その続きのシーンも稽古していましたからね!()

誤解なきよう()



とゆーわけで!

本日の稽古のテーマは「勇気を持って()」セリフをすぐには言わない!です!()


シーン毎にその表現方法が違いますので、

この視点も養いつつ、今後に繋げていきたいところですね(*^^*)




ではまた次回!




熊谷