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友達稽古17日目

稽古場日誌17日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



日中はカンカン照りでも、突然の雨が多いですね。

沖縄は梅雨明けしていますが、

大阪の梅雨は、今年はいつまでなのでしょうか??


雨は嫌いではないのですが、

出先で大雨に降られるとさすがに大変です()

本日の稽古は、参加メンバーの加減により、

お芝居の真ん中らへんからっ!


上田さんと平本さんのお二人のシーンの後ろで、

大人数で何やら楽しそうな動きをしています。


舞台奥の大人数が何を表しているのかは、

こちらは本番でのお楽しみ



……あ、今気づいた。

熊谷の指が写り込んでいるのはご愛嬌で(/ω*)





こちらは、熊谷が唯一出ていないシーンなのですが、

今回の特殊な演出のルールは課せられているシーン。


熊谷ほどの制限はなくとも、

上田さんも平本さんも、基本的には前、つまり客席側を向いてお芝居をする、

というルールのもと、こちらのシーンを作っていっておりますm(_ _)m



役者側としても、

少し大変ではあるこの特殊な演出。


ですが、

アクション側の平本さんも、リアクション側の上田さんも、

何パターンかを試しつつも、

この特殊ルールはすんなりと呑み込んでいらっしゃる様子。



初めてこちらのシーンを稽古したとき、

「僕、あんまりここから動かないほうが良いですよね。」と、

上田さんが言われていたのですが、

台本の読解力に加えて、演出の意図を汲み取るのがきっと上手い証拠なのでしょう。


本日の稽古でも、

的確に、「動くならこれぐらいの方が〜」という話もされていました。



本格的に立ち稽古に入る前から、

相手役の平本さんはこうで、自分はこうかな、

という想像がしっかりできていたのでしょう。


熊谷がまだ手に入れられていない技術の一つのように感じますm(_ _)m




さて、お察しの通り、

このあとのシーンは、ご迷惑をかけっぱなしの熊谷と上田さんのシーン。



白状しますね。


熊谷、こちらのシーン、

一度手を上げました(^_^;)



というのも、

熊谷の悪い部分である、「考え過ぎ」と「一つのイメージから脱却できない」というループに陥っていたから。


一度このシーンを全部忘れて、

一から作り上げようともしてみたのですが、

一度頭に定着させてしまうとなかなか変更が利かない熊谷。


個人的には努力したのですが、

いかんせん出した結果は一緒。


さすがにこのままではいけないと思い、

今日の稽古前に、第一主義の主宰兼演出の沢渡さんに改めて相談したのでしたm(_ _)m



どうまとめたらいいのでしょうか?


このシーンに関して、

どう作り替えたのかと言いますと、

このシーンでの私の役の土台の感情を、

「怒っている」だけではなく、「戸惑っている」や「困っている」というものに変更いたしました。


実際、「怒っている」という感情のままでも、

シーンとしては作れないわけではないそうなのですが、

いかんせん熊谷の実力不足ゆえ、今回は土台から組み替えるということに。



沢渡さんに相談したのは、稽古が始まる前の時間だったのですが、

「どう動くべきなのか?」に思いを馳せすぎていたので、

土台を組み替えるために、とりあえずは一から。



個人的に、このシーンの読み合わせをし直し始めました。


私は、声質的に、自分ではそうは思っていなくても、

「怒っている」など、言い方がキツく聞こえてしまうタイプ。


そんなこともあって、

感情を「戸惑い」や「困惑」を土台にしつつ、

かつ、セリフの切り込み方やまくし立て方、意識してゆっくりしゃべる、

などに気をつけつつ、このあとの稽古に臨みました。




……うん、たしかに。


前回までは、自分の「怒っている」という一つの感情に振り回されて、

相手役の上田さんに対して、「攻める」しかできなかったのが、

私の中で、他の感情も見え隠れしたために、

やりやすくなりました。


まだぎこちなくはあるものの、

前回よりは、シーンとしてどうすべきなのかが少し前進できたような気がします。



……え〜っとですね、

このシーンで熊谷が悩んでいた一番の要因は、

「相手のお芝居を全く受けていなかった。」というものらしいのです(^_^;)


自分の役の気持ちや感情が理解できず、

自分の役のことしか考えられず、視野が狭くなっていて、

相手役のことなんか完全に無視してしまっていたのですね。



今回の公演の稽古場日誌では、

様々な視点からの読解力の話や、

相手あってこそのお芝居、アクションとリアクションだ、

ということばかり書いているのに、

熊谷の現状はこんな感じ。・゚・(ノ∀`)・゚・。



ましてや、

いつも話されている内容を集約すると、

上田さんはかなり多角的に台本を読んでいる、

というより、お芝居を作っているのを理解していたはずなのに、

その相手役の上田さんのことを全く考えられていませんでした。


大先輩で、お手本を常に示してくれている方が、

実際自分の目の前で体現してくださっているのに、

視野が狭くなると、それにすら気づけなくなるのですね(_;)



それなりに年齢も重ねて、

肝も据わってきただろうし周りも見れるようになってきたかなと思っていましたが、

そんな自惚れてはいけません()


上には上がいるし、熊谷はまだまだ学ぶべきことが多すぎます()




本日の稽古は、

シーン的には少ないですが、

お芝居中盤から後半戦に入るぐらいのところまでを稽古して終了!



もう1シーンごと区切って、ではなく、

3シーン続けて稽古、というぐらいには出来上がり始めています。


熊谷はまた一度スタートラインに戻ったりはしておりますが、

諦めずに再構築していきますね( •̀_•́)




ではまた




熊谷