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友達稽古10日目

稽古場日誌10日目




おはようございます!

熊谷です(*^^*)



今年の梅雨は、

なんだかしっかりと雨が降っている印象ですね。


これを書いてる日も、折り畳み傘を持って出かけておりますが、

傘を使わずに帰宅できると、「ラッキー!」と思う今日この頃です()←




はてさて本日も読み合わせ!


……なのですが。


本日はいつもの読み合わせ場所から席替え!



こちらの写真は撮り忘れてしまったのですが、

いつもの写真を思い出してみてくださいませ。


演出席に向かって半円状に置かれた椅子。

結果的に、それぞれの定位置が決まっている状態でいつも読み合わせをしておりました。



ですが!

本日はなんと!


その半円状はそのままに、

一脚だけ場所そのものが移動いたしました。


その一脚とは熊谷の椅子。

写真ではいつも左の一番前にあった熊谷の椅子が~?


皆さんに囲われる形でなんと!

ど真ん中に席替えです!!



それに伴って、

他の人達も、今までの定位置から席替え。

変わっていない人たちもいらっしゃいますが、

家族たちは、家族たちの関係性を加味して、

そして家族以外の人たちも席替え。



いつもの一番奥の席から一番前の席へと移動された寿葬屋さんことぶっきーさんは、

なんとなくそわそわ。


そして、その後に稽古場に来られたキリコさんは、

「なんで私の席に!?」と、いつもの席に駆け寄ってぶっきーさんと目が合った瞬間、

そんな声が聞こえてきそうなお顔に()



読み合わせをこれだけしっかりしているがゆえの、

ぷちエピソードね()




さてそんな楽しいお話は置いといてm(_ _)m




というわけで、

本日は前回できなかった前半パート。

やったら長いシーンを読み合わせです!()


なんてったって、全員揃っていますからね!

これで一場面だなんて

というシーンを読み合わせです!




……さて皆様、想像してみてください。


諸先輩方に半円状に囲われた状態で、そのど真ん中で受け芝居をしている熊谷を


どっきどきする()




「今日の稽古の席はここな。」と、

言われた段階から予測はしていましたが、

いやぁ、こんなにドキドキしながら読み合わせするとは思いませんでした()



真後ろからも左右からも、

熊谷に向けたたくさんのセリフが!


得意ではない受け芝居をしなければいけない、というのもありますが、

今更ながら、「私が話の中心なんだ。」と、

改めて思わされる本日の読み合わせ。


そして主役であるということも()




さ!

今回の読み合わせで席替えが行われたのには訳がございます!

ついに!

稽古の第二段階、立ち稽古に入りましたー!!



ほらほら!

今までの光景とは違うでしょう!?


とゆーわけで!

毎回恒例読み合わせ間違い探しは前回で最終回でございました!


楽しんでくださった皆様、ありがとうございました〜




……はい!

話をもとに戻します!()




さて、これはどこまでお話するべきでしょうか?

あんまりしゃべるとネタバレもネタバレなのですが、

先程の熊谷が真ん中で受け芝居をしていたのは、

本日立ち稽古に入るにあたっての準備、かつイメージトレーニングのためなのでした!



今回の台本は、何回もお話しているように「不条理劇」。


会話しているようで会話していない、

役それぞれの設定も、物語の時間の流れも、

「なぜ」こうなったのか、「なぜ」ここに来たのか、

そもそもなぜこのシチュエーションが発生しているのか!?


もう全てにおいて曖昧、そして現実的にはありえないであろう状況、設定。


SFやファンタジーではないのに、

「不条理だ!」と叫びたくなるような事柄ばかりが書かれています。




そのおかげで。

主宰兼演出の沢渡さんは、立ち稽古に入るにあたってかなり悩まれていました。


「舞台美術が全く思い浮かばない!」と!


いつもなら、台本を読んだ時点で、

更に、読み合わせで役者がキャラクターに色をつけていってくれている段階で、

演出の仕事の一つである舞台美術、舞台設定が鮮明に描き出せるのですが……



台本が手強い、かつ、上記の理由や、いろいろな条件が噛み合って、

どうするのが一番面白くお芝居として見せられるのか。


いまひとつ「これだ!」という決め手を見つけられなかったそう。



ですが!

本日の読み合せで、熊谷の席を真ん中に据えることで確認、

そしてそのうえで立ち稽古へと。



……もうおわかりですね??



はい!

熊谷のポジションはど真ん中だ!!!


だって主役なんだもん!()



そしてなおかつ!

熊谷は基本的に前しか向いていない!


話している相手が横にいようと、

後ろ側にいようと斜め前にいようと、

基本的には真正面を向いてセリフを言うのだ!


わお!

なんと演劇的!!()



こんなの、多角的に撮影できる映像作品では全くできない演出。


客席からの一方向からの見せ方をするのが基本の、舞台作品ならではの演出です




稽古の後半戦は、

演出が、悩みに悩んだ結果の立ち稽古。

舞台作品を見せるための今回のルール(演出)を、

演出家から聞き、役者はそれを咀嚼しつつ体現、

お互いに試行錯誤いたしましたm(_ _)m


お芝居全体の、約3分の1ほどだけ、立ち稽古。




いやもうね、今日の熊谷は終始どっきどき()


だって、読み合わせから立ち稽古まで、

2間半の稽古、ずーーーーっと舞台の真ん中にいるんですもん!()


しかも、先輩方のお芝居をほぼ全て受けている状態ですからね!


なんだかんだでそれなりの経験を積んで肝が座ったかな?

なーんて自負していましたが、

いや、まだまだでした()




長い読み合わせ期間を終えて、

ついに立ち稽古に突入!



熊谷の今後の課題は、

自分の真ん中のポジションに慣れることと、

ちゃっちゃとセリフを覚えてしまうこと!()


今回のお芝居はね〜、、、


台本がいつも以上に邪魔()

でも完全に離すとまだまだ不安なんですけどね()



主役ならではのポジションにドキドキですが、

諸先輩方に負けないように頑張りますねっ!




ではまた次回




熊谷