死なない薬 28日目

稽古場日誌28日目


おはようございます!

熊谷です



稽古最終日にこれを書いてます()

案の定、週3稽古から週4稽古になった瞬間、

滞り始めましたね()


とりま!

頑張って書き上げます!


皆様、どうぞ最後までお付き合いくださいませ()

よし!

これで、今回の役者紹介は終わり!


最後はもちろん、私、熊谷香月でございますー


ちょこちょこ皆様に聞かれますが、本名ですよ()



すでに個人のSNSには上げているのですが、

今回の役に合わせまして、

熊谷、髪、切りました!


とゆーか、刈り上げました!()


今書いている分の稽古のときにはまだ髪は長いままだったのですが、

写真撮り損ねて、本番仕様の写真と相成りました()


イメチェンしすぎて、びっくり(゚д゚)!だとは思うのですが、

どうぞお収めください()



稽古場でも、みんなびっくり仰天!


「かづちゃん、なんかなくなってるで!」と!()


熊谷の役に関しまして、

演出の沢渡さんはちょっと悩んでいました。


「女の子っぽくいくか、少年っぽくいくか。」


台本上では、どちらでも可能な役どころですし、

また、口調も中性的な感じですので、それもあって、

熊谷の役の方向性を悩んでいた様子。


去年の公演がコロナで中止になってしまい、

熊谷が一度やってみたかったこの刈り上げスタイルを去年の今頃してみたところ、

みんなに大好評!


ありがとうございます(*^^*)



長いままでもいいのだが、

似合うしな〜、ということで選択肢の一つに置いていた結果、

ぎりぎりまで悩まれ、

今回は刈り上げスタイルでいくことに()



おかげで、稽古場でみんなに後頭部さわさわ触られてました()



さ!

そんな本日の稽古は、

前回の通し稽古を踏まえたうえでのブラッシュアップ!



前回の通し稽古でのランタイムは、

1時間57分でしたが、

演出、沢渡さん的には、ベストは1時間50分。



ここからは、

この7分の壁を少しづつでも削っていく稽古になっていきます(*^^*)

前回の通し稽古にて、ブラッシュアップすべき対象は、

もちろん熊谷と、第一主義初参戦の斉藤さん。


今回の座組では、若手組の熊谷と斉藤さん。


周りのベテランさ加減が半端なく高い、というのもあるのですが、

ここ二人のレベルを上げれば、

より面白いお芝居につながる!



そんな理由もございまして、

今回の稽古は、斉藤さんと熊谷祭りー()



なんや、他の人のこと書くのはなんとも思わんのに、

やっぱり自分で自分のこと書くのは、

毎度毎度小っ恥ずかしいですね()



このブラッシュアップ、

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、

目標の上演時間に近づけるための稽古でもございます。



今回の公演の稽古場日誌ではほとんど書いていませんでしたが、

演出、沢渡さんが、演出で大事にされていることに、

「会話のテンポ感」がございます。


第一主義、もとい、沢渡さんの演出に慣れている人が大半の、今回の座組。



技量が伴っていない熊谷は置いといて、

座組のほとんどが、このことを理解したうえで、

稽古の第一段階「読み合わせ」に臨んでおりました。


稽古の序盤から、

テンポの良い会話を繰り広げる第一主義のレギュラー陣たち。


ここに戸惑っていたとすれば、

それは第一主義初参戦の森上さんと、斉藤さんのみだと思うのですが、

森上さんは、さすが声のプロ。


声に関する、音やリズム感、クセや喋り方、声質に関して、

やはり、とても敏感。


慣れてはいなくても、

どのようにすればいいのかをどうやら感じていたご様子。


「耳が良い。」と、散々稽古場で評価されていました。


読み合わせの段階で、

しっかりと、そのテンポの良い会話についていこうとされていたように思えます。




しかし、

第一主義では、どちらかと言えば熊谷と立場は近い若手組の斉藤さん。


おそらくこのテンポの良い会話のお芝居はびっくりされたのではないかと思います。



「セリフが、相手にかけるのではなく、

 全部自分に向かっていってて、テンポが落ちてしまっているので、

 ちょっとそこ気にしてみて。」



前回の通し稽古にて、斉藤さんに向けられたオーダー。


これまでされてきたお芝居の方向性の違いに、

おそらく戸惑われているであろう斉藤さん。


第一主義のお芝居の方向性にかなり慣れた手練ばかりの座組だったために、

今回の読み合わせではあまり言われていなかった「会話のテンポ感」。



読み合わせでのテンポ感が、

必ずしも立ち稽古にそのまま生かせるわけではないのですが、

しかし、読み合わせでのテンポ感がベースになるのは間違いなく。


台本を持っているときならまだしも、

台本を離した瞬間から、一気に、読み合わせとほとんど変わりない会話のテンポ感を出せる、

第一主義のベテラン勢。



2年ぶりの公演、というのもあるのですが、

慣れているメンバーでも、熊谷もびっくりしました(^_^;)


熊谷ですらびっくりするのに、

初めましての斉藤さんがびっくりされないわけがない!()



そんなこんなもございまして、

斉藤さんの、普段されているお芝居を、

第一主義の演出の方向性に、今回は少しでも近づけていただくために、

前半の稽古は、斉藤さんが出ているシーンを少しメインに稽古。


読み合わせの段階ではテンポよくいっていましたので、

そのときのテンポ感を思い出してもらいつつ、

次は熊谷の稽古へ。




熊谷が出ているシーンで、一番ブラッシュアップすべきは、

森上さんとの二人のシーン。


何回か前の稽古場日誌で書いたとは思うのですが、

第一主義のベテラン勢と比べると、

やはりまだまだお芝居というものに慣れていない二人。


それでも、森上さんは、

台本の読解力、セリフの表現力は双方ともに申し分なく、

慣れていないのは、体全体も使ってのお芝居。



そして、

熊谷はどうやら、そもそもの、

このシーンに対する本の読み方、

自分に与えられた役の役作りを間違っていたことが判明。



熊谷の役が、唐突にお酒を飲み始める、というところから始まるシーンなのですが、

その「お酒」というアイテムに、

どうもかなり間違った方向で解釈していたのが、

まぁまぁ大きな要因でした(^_^;)




本番も間近なときの稽古でしたので、

もう自分だけで考えてくる、という時間の余裕もありませんでしたので、

全て説明をしてもらって、

本日の稽古の大半は、熊谷への説明で終わってしまい……




むーん。。。


一番最初に解釈を間違ってしまうと、

なかなか抜け出せなくなってしまうのが、私の直すべき悪いクセなのですが、

それが顕著に出てしまっておりました。


大事だぜ、読解力(;・∀・)




「こんな時期に?!」という間違いが判明してしまった本日の稽古でしたが、

次に繋げるために頭切り替えて、

前に進みますね



ではまた(*^^*)




熊谷