死なない薬 22日目

稽古場日誌22日目


おはようございます!

熊谷です



さあ!

本日はいろいろびっくりな出来事が起こりました!()



今回の公演に携わってくださるスタッフさんが勢ぞろいしたんです〜



照明の檜木さん、

制作、受付手伝いの、飯田さん、よしひろさん、

大道具の篠原さん、

そして、少し遅れて音響の大西さん!



檜木さん、飯田さん、よしひろさんの三人は、

前々からこの日に来られるのはわかっていたのですが、

篠原さんは前日に、

大西さんに関しては稽古始まってから飛び入りで!()



なんだかんだで、本番まであと3週間ほどですからね。


スタッフさんが稽古場にいらっしゃるようになる時期としては、

ちょうどいいぐらいの時期だとは思うのですが、

ここまで勢ぞろいするのもそうそうありません()



ありがたいことです


皆様、今回もよろしくお願いいたしますm(_ _)m



さて!

キャストのほうはどうなのかと言いますと!?



……残念!

勢ぞろいならず!(T_T)



ま、ま!

売れっ子座組ですからね()


あ、この売れっ子、

キャストだけでなく、スタッフさんのほうもですよ()


だから、スタッフさんが勢ぞろいするのもとても珍しいんです()




舞台上だけでなく、

演出席側にも人がたくさんいらっしゃる状態で、

本日も稽古開始〜

スタッフさん勢ぞろいですが、

本日は今回のお芝居の後半を稽古いたしましょう


びみょーに参加メンバーの加減が合わず、

なかなか稽古できていなかった後半戦。


立ち稽古に入ってから23回目ではないでしょうか??


熊谷も、久々に最後のシーン見た気がします()



けっこー前の稽古場日誌で、ちらっとお話したかとは思うのですが、

今回のお芝居の後半戦のメインを担うのは、

イズムの上田裕之さん、MC企画の三澤健太郎さん、

ストロベリーソングオーケストラの寿葬屋さんことぶっきーさん!



ご存知の通り、

お三方とも、ええ声の持ち主!


それぞれ低音で響くタイプの良い声なのですが、

その声はまさに三者三様!



ぶっきーさんと三澤さんの二人のシーン、

上田さんと三澤さんと熊谷の三人のシーンと、

熊谷はここではあまり喋っていないのですが、

まぁなんと耳心地の良いシーンでしょうか!



そして、

今稽古場日誌を書きながら気づきました。


三澤さん、後半出ずっぱり()



思い返すと、出てきてから一度もハケてないなーと気づきました()



それもそのはず!


今回のお芝居、

この物語が紡がれていくうえでの何気ないメインの役どころが、

三澤さんなんです!


とゆーわけで!

この流れで、今回は三澤さんをご紹介いたしましょ〜

「ちゃんと男前に撮ってくれたまえ。

あおりで撮るんだあおりで!」



決して怒られているわけではありませんよ()


熊谷が写真撮るの下手なのもありますが、

どのように撮られるのが、ご自身の良さが発揮されるのかご存知なのです()



おかげさまで、

しっかりと男前な写真に仕上がりました


そんな男前な三澤さん、

そのお声ももちろん男前!



初めて第一主義に出演してくださった「カーゴ・カルト」、

そのときお芝居を観に来てくれた熊谷の友達も、

「三澤さん?あ、あの良い声の人?」と反応していたほど!


その友達も声フェチなのですが、

声フェチな人が食いつくのもうなずけます(*^^*)




老人ホームのような施設が、今回の舞台。

そこに住まう老人たちと、

長寿の秘密を研究する研究員。


三澤さんの役どころは後者に属するのですが、

演出の沢渡さんが、キャスティングするうえでまず最初に決めたのが、

この三澤さんの役だったとか!



演出家のお仕事の大半はキャスティングだと、

沢渡さんはよく言われているのですが、

このキャスティング、

想像の中でいろいろと入れ替えて、最終決定をいたします。


まず真っ先に決めたらしい三澤さんのこの役と、

今回初参戦となる森上さんの役が、

初めての読み合わせを終えて、

「史上最高に良いキャスティングになったかもしれない!」

と、かなりの手応えを得ていたとのこと。



それぐらい、今回の三澤さんの役は、

熊谷から見てもハマっているように見えるのですが、

台本を読んでいるだけでは出てこないお芝居プランが、

三澤さんからばんばん溢れてきます!



舞台上の三澤さんを一言で表すなら、

「フリーダム」。



第一主義のベテラン勢は、

基本的にフリーダムな方は多いのですが、

三澤さんも、もちろん、フリーダム!


指示などしなくても、良き立ち位置も取り、

長ゼリフも聞き取りやすく、

かつ、真面目なシーンだからと、台本の雰囲気に縛られず、

自由に動き回る!


たんまーに自由すぎるときもあるのですが()

そのときには演出から笑いながら、

「ストップ!()」と声がかけられます()



ですが、それぐらいフリーダムなのは、

稽古をしていくうえで大事なこと!!



熊谷はまだまだ台本に縛られていて、

この自由に動く、というのが苦手なのですが、

三澤さんにはそれが全く無く、

かと言って、それが台本や演出から大きくかけ離れているものかと言われると、

全くそうではありません!



あくまで、

台本をしっかりと読み込み、

自分の役どころを理解しつつ、

そのうえで、

「ここでこう動いても良いのでは?」という、

フットワークの軽さと、お芝居への柔軟さを兼ね備えていらっしゃるのです




今回のお芝居では、

特にハマり役の三澤さん。


そのゆえんは、

三澤さんご自身のお芝居での得意技、

「感情を乗せずに嘘っぽく喋る」!


感情、というとちょっとわかりづらいかもしれませんが、

気持ちのこもっていない、でも言葉では気持ちがこもったことを言っている。


棒読みとはまた違うニュアンスで喋っていらっしゃるのが、

今回の役どころとして、かなりのベストマッチング!



今回の役同士の関係性もありまして、

熊谷もこの「ちょっと嘘っぽく」喋るというのを、

演出の沢渡さんからオーダーされた箇所があるのですが、

そのときの例えには、もちろん、三澤さんが!


まだまだ熊谷は真似しきれていませんが、

そのニュアンスを頑張って手に入れたいと思います()




スタッフさん勢ぞろい、そして、

久々にお芝居の後半戦を稽古いたしまして、

本日の稽古は終了!



前半戦の稽古が多かったので、

お芝居の佳境に入る後半戦、

久々なのもあってちょっと新鮮でした()



ちょっとずつお芝居の仕上げに入っていっていますよ



ではではっ




熊谷