稽古場日誌19日目
おはようございます!
熊谷です(*^^*)
いつの間にか7月になっている!!Σ(゚∀゚ノ)ノ
2年ぶりの公演ということもあってか、
なんだか稽古がさっさか進んでいるような、
いやでも、まだそんなに日数経ってないような……
と思っていたのですが、
いつの間にやら月は変わっていたんですね(^_^;)
ということは!
今月末はもう本番だ!
ということですよ!
ちょっとびっくり(笑)
このコロナ禍ではございますが、
なんだかんだで少しづつ予約も入ってきております。
ありがたいことですm(_ _)m
感染症対策で、本来の席数の半分しかお席がご用意できませんので、
迷われている方はぜひ!
お早めに!
ご予約くださいませ✨
予約ページはこちらから!↓
https://ticket.corich.jp/apply/112992/
皆様にお会いできるのを楽しみにしております(*^^*)
本番のある7月になってしまいましたが、
今回の稽古場日誌は6月最後の稽古!(笑)
稽古場日誌も気を抜かずに頑張って書いていきますよー!(笑)
本日の稽古のメインは、
ざ・ダンスシーン!
劇団第一主義お得意の、
というより、我らが音楽家のマツキクニヒコさんお得意の?(笑)
変拍子のテーマ曲。
今回は台本の設定もありまして、劇中に出てくるダンスシーンは、
その曲に合わせた、5拍子のステップ。
なかなかお目にかかることはない、5拍子という曲。
最初はやはり戸惑い気味で、
序盤がうまくできていても、途中でちょっと躓いてしまったり、
どこが一拍目かわからなくなったり(笑)
それでも、
軽くやっておこうという復習のときは、
なんだかんだでみんな慣れてきて、
つまずいている回数は確実に減ってきています。
ですが!
この5拍子ステップにつまずかずにできるようになるのは第一段階!
今回のお芝居では、
更に困難な、「同時にセリフを言う」という、
なんとも大変な第二段階が存在いたします(^_^;)
4拍子や3拍子といった、
馴染みのある曲調ならまだしも、
5拍子で、ステップしながら、セリフを言う!
もう想像しただけで頭こんがらがってくる事象ばっかりです(^_^;)
しかし!
訓練というのはすごいですね。
一番最初にやってみたときは、
全くもってスムーズにはいかなかったのですが、
今はそんなことはありません!
セリフも覚えてきて、
5拍子ステップを踏むのも苦ではなくなってきている今、
陣形が崩れたりセリフのリズムが狂ったり、といった現象は目立たなくなってきています。
セリフを言い始めるとステップはがたがたになっていた熊谷ですら、
だいぶこましになっているレベルです(笑)
思いの外、できるようになるものですね(^_^;)
と言っても、そうそうこれ以上の苦行は求めてはおりませんが(笑)
このダンスシーン自体は、
劇中で何回もあり、メインでそのステップを踏むのは老人たちがほとんどなのですが、
ここでちょっとだけ演出の沢渡さんよりオーダーが。
「日常的に行っているダンスではあるけども、それはそれで無駄に楽しそうにしててほしいな。」
非現実的な、幻想的なシーンでのそれは該当しませんが、
そのステップを踏む老人たちにこのようなオーダーが。
それは何を隠そう、
お芝居の一番最初のシーンのこと。
そう!
レクリエーションタイムでのダンスのことです✨
しかも「無駄に」という修飾語までついてきましたよ!(笑)
こちらのこのシーン、
お芝居の舞台である、老人ホームのような施設、
そこに住んでいる老人たちが、毎日おんなじ時間に行っている、
おんなじ内容のレクリエーション、という設定。
ですので、
何回か前の日誌でもお話しましたように、
「日常的に行っていることなので、新鮮さのあるお芝居はしないでほしい。」というオーダーがありました。
今回は、それに加えて、
「無駄に楽しそうに。」というオーダーなのですが……
このオーダー、一見矛盾しているように見えたり、
意味がないようなオーダーに思えますよね??
ですが、
ここ、大事です。
演出家のお仕事は、
お芝居全体のバランスを見て、お芝居の方向性を整えていくこと。
何回も出てくるこのダンスシーン。
それぞれのシーン毎のダンスに差をつけることで、
お芝居全体のメリハリをつけていくためのオーダーなんです!
さすがに、「無駄に」という修飾語はもしかしたら誇張しすぎかもしれませんが、
今回のお芝居の場合はそれぐらいがちょうどいいカンジ(笑)
というわけで、
それを踏まえたうえで一番最初のシーン、
ちょっとやってみましょう!!
……おおー…!
これまで、取り立てて不機嫌そうにダンスしていたわけでも、
かといってめちゃくちゃハッチャケてステップを踏んでいたわけでもないのですが、
演出からのオーダーを受けて、
悪態はつきながらも、声のトーンが上がっていたり、
会話のテンポも上がっていたり、
より元気なおじいちゃんおばあちゃんたちのシーンとなりました!(笑)
一つオーダーが加わっただけでこんなにもシーンの雰囲気が変わるものですね✨
こちらももちろん、
お芝居をより面白くするための「お芝居の密度を上げる」作業の一つ!
しかもですね、
この「無駄に楽しそうに」というオーダー、
この最初のレクリエーションタイム関連のシーンに限ったことではなく、
そこに出てくる老人たちにも向けられたオーダー。
それもあってか、おもしろいことが大好きな古田さんは、
隙きあらばとちょっとした小ネタを、
今回の稽古でもいろいろと入れてこられていました(笑)
元気なおばあちゃん役筆頭の古田さん。
それにちょっとだけ相反した立ち位置であるおじいちゃん役の方を、
今回はご紹介いたしましょう✨
京都の老舗の劇団、遊劇体さんの看板男優、村尾オサムさんです〜✨
小道具の車いすに乗っている写真ですが、
村尾さんが使われる小道具ではありません(笑)
車いすに関しては、また今後の稽古場日誌にて(笑)
数年前から事務所にも所属されまして、
いろいろな撮影現場に引っ張りだこの村尾さん!
今はもう放送終了してしまったそうなのですが、
某全国放送の、とある歴史番組の再現VTRには常連だったとか!
稽古お休みのときは、撮影のお仕事がかぶっているときがほとんどという、
売れっ子役者さんの一人です(*^^*)
また、第一主義の座組の中でも、トップクラスの良い声の持ち主!
安定感のある低音ボイスと、
そして、演出家の求めるオーダーをいち早く汲み取れるお芝居力の高さには、
やはりウエイトの高い役どころをお任せしてしまいます✨
そんな村尾さんの、
今回のお芝居での役どころは、
この施設では新参者のおじいちゃん。
言い換えますと、
他のおじいちゃんおばあちゃんたちよりも、
お客さん目線に少しばかり近い役どころ。
そんな新参者のおじいちゃんは、
そういった理由もございまして、
出ているシーンのほとんどが真面目なシーン!
いや、シーンと言うと、ちょっとだけ語弊がありますので、
真面目なお芝居をしなければいけない役どころ、ということですね(笑)
というのも、
やはりおじいちゃんおばあちゃんばかりの大人数シーンにも出てくる村尾さん。
コメディエンヌな古田さんを筆頭に、
なんだかんだで個々に小ネタを突っ込んでいっている、おじいちゃんおばあちゃんたち。
楽しそうにやっているわけです、小ネタ。
毎回いろんな小ネタがふんだんに入ってくるわけです、大人数シーン。
ですが!
今回の村尾さん、その小ネタに乗っかることができないんです!
なぜなら……!
真面目で深刻なポジション担当だから…!
村尾さんも、
古田さんと同じく、面白いことが大好き!
「こないだ駅でこんな面白いとこ見かけてん。」と、
稽古前に話されていたことを、
すぐにお芝居中に違和感なく盛り込まれるほど、
その表現力も小ネタの入れ方もたくさん知っていらっしゃいます!
しかぁし!
今回はほとんどそれができない役どころ!
古田さんや他のおじいちゃんおばあちゃんが、
面白おかしいお芝居をされている中、
一人深刻なお芝居をしていなければならず、
「オレも混ざりたいなぁ。」と、
よく言われています(笑)
いや、全くできないわけではないのですが、
村尾さんの役が全力で小ネタに乗っかってしまうと、
お芝居自体のバランスが崩れてしまうのです(^_^;)
ですが!
そこのお芝居をちゃんと使い分けされているのが、
売れっ子たるゆえん!
真面目担当のときはしっかりとした安心感のあるお芝居をされ、
おもしろ担当のときは、全力で楽しむ!
なんなら小ネタもふんだんに入れてきます!(笑)
ちなみにですが、
前回の公演の「ブキミの谷」では、
ハリボテ風なロボットの衣装を着て、
台本には全く書かれていない小ネタを全力でされておりました(笑)
よく聞かれる表現だと思うのですが、
いわゆる「お芝居の引き出し」が、
きっととても多い方、ということですね✨
稽古場ではいつものようにおもしろいこともたくさんされていますが(笑)、
今回は真面目な役どころの村尾さん。
果たしてどのようなおじいちゃんをされているのか?!
村尾さんファンは、よりファンになってしまうような、
そんなお芝居をされているような気がします(*^^*)
さて!
本日はちょっと短めだったのですが、
ちょっと難関なダンスシーンをメインに行って、
稽古は終了!
この日の稽古で6月は最終!
7月に入ってから稽古が週4に増えてますので、
びみょーに書けていない稽古場日誌が溜まっているのですが、
熊谷、がんばる!(笑)
ではではまた(*^^*)
熊谷