死なない薬 9日目

稽古場日誌9日目



おはようございます!

熊谷です(*^^*)



いつの間に6月が真夏になったんでしょうか??

日中30度超えてるって……((((;゚Д゚))))


今は、窓と換気扇で、軽く風を通している状態ですが、

お昼間家にいるときはクーラー解禁しようと思った熊谷です(^_^;)


みなさんも、どうぞご無理なさらず、

屋内で熱中症にならないように気をつけてくださいね(^_^;)

さて!

本日の小ネタ動画はこちらっっ

 

ぶっつけ本番!

今台本を渡された3人は、「ざ・コント被害者の会」にただいま入会いたしました!()

 

ちなみにですが、

今回のキャスティングは稽古場に早く来たもの順での参加です()

 

 

熊谷は先日から伺っていたので、

このために!

見ました!あの名作、ナシカ!()

 

10年ぶりぐらいに見たのでだいぶざっくりとしか内容覚えていませんでした()

 

これをきっかけに、

リ作品、順番に見返しそうな予感がしています()

 

 

 

毎日更新を先日一区切りされた、

ことぶきさんのギター弾き語り名曲カバーシリーズ。

 

今後はちょっとずつ更新される予定のようですので、

ことぶきさんのページもどうぞチェックしててくださいね(*^^*)

 

ことぶきつかさ(村瀬司)氏のYouTube

 

 

 

ではでは本日も稽古開始〜

 

 

 

さて本日も読み合わせ〜……と思いきや!?

 

 

「今日から立ち稽古入ろうと思います。」

 

 

 

ついに来ました!

 

稽古の第二段階!

立ち稽古!!

 

 

 

「こっちが老人たちの部屋につながっていて、

反対側は研究員たちの作業部屋とかにつながっていて……

 

 

全員、初めて聞かされた、

今回の舞台のセットの説明を真剣に聞いています。

 

そりゃそうですよね。

出ハケ口、いわゆる舞台上での出入り口がどこにつながっているのかで、

お芝居上での動きが変わってきます。

 

 

今回のお芝居は、

老人ホームのような研究所。

この建物の中が舞台となっています。

 

まずはその建物の構造、とまではいかなくても、

今どこにいて、そのあと自分がどこに行こうとしているのか、

もしくは、相手役はどこに行こうとしているのか、

などは、お芝居をするうえで大切な要素となってきます。

 

 

 

というわけで!

 

早速立ち稽古に入ります

 

わっちゃわちゃしとるなぁ()



何度も申し上げています通り、

今回、大人数のシーンが多くて…()


読み合わせのときも、

一人でも欠けると稽古がしづらかったのですが、

立ち稽古になるとより、ですね()



お芝居の序盤からこんな感じです()




舞台は老人ホーム、のような施設。


そしてそこに住まうたくさんのおじいちゃんおばあちゃんたちは、

比較的元気な方たち。


その元気の度合いも、

マイペースなおばあちゃんもいれば、

ツッコミ担当なおじいちゃん、

人の話にすぐ割り込んでいくおばあちゃん、

体を動かすのが大好きなおじいちゃんなど、

人それぞれ!



読み合わせをしっかり行っていたのもあって、

立ち稽古に入ってから、

それぞれの役がどのような性格でどのように元気な方たちなのか、

方向性がちゃんとバラバラで、

お芝居の最初から、見ていてめちゃくちゃ楽しいシーンになっています()



台本のページで言うと、

まだ4ページぐらいなのですが、

個々にしっかりと方向性の違う役を演じられているので、

誰が誰かわからなくなる、というのがなく、

いろんな人達がいて、そういう意味で華やかなシーンになりました()




にしても……



みんな楽しそうだなおいっっ!!()



元気な役、というのもあるのですが、

いや、ここは何を隠そう


みんな久しぶりの舞台だから!()

コロナ禍で過ごした去年の「空白の一年」を取り戻さなきゃですからね()



役が元気に動いている、というよりは、

役者が生き生きと動き回っている!

という表現の方が正しいかもしれません()



それぐらい、みんな全力で、

楽しそうに久々の舞台の稽古をしています()



そして、ここで再確認いたします。

……さすがは第一主義のレギュラー陣。


シーンを引っ張っていってくれています!



我らが大女優、古田里美さんや平本真弓さん、

小ネタ動画の提案をしてくださったことぶきつかささんたちをメインに、

このわちゃわちゃすぎるシーンにメリハリをつけてくださっています!



大人数、しかもそれぞれがそれぞれで過ごしているような群衆芝居って、

やっぱりそれだけでも、ぐちゃぐちゃなシーンになりやすいもの。


しかし!

舞台の前側で行われている台本上のメインの会話に、

後ろで別のお芝居をしつつ、メインの会話に反応する。


メインの会話上でも、

後ろの人達が反応しやすいように、

ところどころ強調したりしなかったり。



その場面に代役で、一緒に、

おじいちゃんおばあちゃんの一人として熊谷も入らせていただいていたのですが、

皆さんさすがです。


お芝居の空間を埋めている、というのはこういうことなのか??


みんながみんな、それぞれのことをしていても、

誰も不必要にひとりぼっちになったりせず、

そのシーンを過ごしやすく話しかけてくれたりなど!


動きやすい役回りで、

また、動くのが苦ではない老人で役作りしているとしても、

レギュラー陣のこの視野の広さにはあっと言わされます。



そして、

ここで、演出の沢渡さんより、一つオーダーが。


「このシーン、老人たちみんなにとっては日常。

毎日行われているような事柄だから、今初めて感じた、ようには演じないでほしい。」



本日初めての立ち稽古ですが、

読み合わせをしっかり行っているうえで、ですので、

初めての割には、シーンとしては比較的本番のお芝居に近いような出来上がり具合。


もちろん、第一主義の手練れの役者陣だからこそではありますが、

やはりどうしても、お客さんに初めて見せるシーン。


新鮮さのある感情を表現するのがやはり一つの見せ方。



しかし!

今回は設定が違いますのでそっちの表現ではなく、

新鮮さはあまりない「日常的」なシーンとして表現してほしい、とのこと!



この序盤のシーン、

老人ホームや幼稚園などでよくあるような、

いわゆるレクリエーションタイムのようなイベント直後のシーンなのですが、

台本上では、毎日同じ時間にこのおんなじ内容のレクリエーションを行っている設定。


このような設定もあって、

毎日毎日、このレクリエーションが終わったら、

いつもおんなじように楽しんでいる人や、それにいつも悪態をついたりしている人なども、

みんな、この「日常」を楽しんでいるお芝居にしたい、という演出からのオーダー。



ちなみにですが、このオーダー、

前回申し上げましたでしょうか?


「お芝居の密度を上げる」作業の一つなんです。



そのときそのときのシーンで、

役にとって新鮮な情報なのか、

そうではなく日常的に行われていることなのかで、

役者のお芝居が変わり、

お芝居全体にメリハリをつける。



かつ!

少し前に言いました、

「空間を埋めるお芝居」も、お芝居全体としては必要なこと!


大事な話を全員で聞いているシーンならばいざ知らず、

それぞれ好きなことをしているシーンなのであれば、

それを全力でやりましょう!


ただし!

お芝居のメインの会話を邪魔しないようにね()


このさじ加減は何気に難しいポイントです()




さて!

本日は初めて立ち稽古をいたしました!


お芝居の序盤からのわちゃわちゃ具合がすごいですが、

そこはさすが、シーンがとっ散らからないようにメリハリをつけてくださる!



今回は大人数出ているシーンが多いので、

ここは意外と大事なポイントだったりしますよ()


楽しすぎてメインのお芝居を邪魔してはいけませんからね



4分の3ぐらいかな?

代役も立てつつ、

最初からシーンを流していって本日は終了!




いやぁ!

さすがに立ち稽古になると、

読み合わせ以上に、楽しいシーンがより楽しくなりますね()


これからは少しずつ、それぞれのシーンを作っていきますよ



ではまた次回っ




熊谷