稽古場日誌15日目
おはようございます!
熊谷です(*^^*)
さて!
本日も稽古!
いきますよー(*≧∀≦*)
…なのですが…!
本日、参加人数は良いほうなのですが、
参加メンバーの加減でほとんどの場が流せない…!!
なんということでしょう!
たった一人欠けるだけでこんなにもなんにもできなくなるとは…orz
「カーゴ・カルト」、そんな意味でも大変な台本です(笑)
ですが、
一場面一場面が全部通して稽古できなくても、
揃っているメンバーで、短いシーンなどの抜き抜きでの稽古です!!
というわけで、
本日はまず、フラワー劇場の宮本円さんと、三澤健太郎さんのペアのシーンから!
実はこちらのシーン、
ほとんどやったことない、いや、
むしろまだ稽古で本格的にやったことがないシーン!
正味の初稽古でございます!
ですが…
さすがです!
劇団第一主義の売れっ子座組のお二人!
初の立ち稽古とはいえ、
全然きれいな画!
台本こそはまだ持っていますが、
セリフもけっこー入ってきているご様子。
まだまだ役者さん自身ですり合わせが必要ではありますが、とても整理されているお芝居になっています。
ちなみにこれは、
長いことしていた読み合わせの稽古の結果でもあります!
まだ動かず、台本を持った状態でしっかりとした読み合わせを行うことによって、
相手役などがどういったお芝居をしようとしているのかを確認しあう!
これぞ、第一主義、
もとい、演出であり第一主義主宰の沢渡さんの、
読み合わせの目的なのです(*^^*)
上手い役者さんはこの読み合わせの稽古でいろんなことが見えてくるのだとか。
そのうえで、実際に立ち稽古に入ってからも、
より相手のお芝居によっての自分のお芝居の方向性を固めたり修正したり、加えたり、ということによって、
お芝居を作り上げていくのです!
このお二人のシーンの稽古を見て、改めて読み合わせの大切さを思い知らされた熊谷。
まだまだその読み合わせを生かしきれていないので精進いたします(>_<)
と、いくばくか、
この次のシーンでの都合上、
少しだけ、最終の位置だけ決めて、
稽古は別のシーンへ!
さきほどやっていたお二人のシーンは、
お芝居の後半戦も後半戦、ラストの少し前のシーンでしたが、
次のシーンは最初のほうに戻って、
揃っているメンバーだけでできる大人数のシーンを!
こちらのシーン、
一番最初の立ち稽古でもやったシーンですので、
割りと稽古はしているシーンなのですが、
いや、何せ台本は台本だし演出は演出だし…(笑)
というわけで、
今回の演出方針である「歪み」「違和感」を、
よりお芝居のクオリティを上げるために、
稽古を重ねていきます。
他の役者さんたち同士でお互いの芝居を確認しつつ、
役者の新たなプランを演出に見てもらったりと、
密度の高いお芝居を作っていくのです(*^^*)
そんでもって、こちらのシーンから少し飛んで、
写真の稽古のシーンへ!
そうです!
我らが大女優、そして今回の主役の、古田里美さん!
そして!
京都を拠点に活動されている、遊劇体さんの看板役者さんの村尾オサムさんです!
今回、演出の沢渡さんが「配役完璧!」と、
配役だけでもとても自信を持っているシーンのひとつ!
それがこちら、古田さんと村尾さんなのです!
こちらのお二方も、
読み合わせの後半にいくにつれて、
すでにセリフは入っていっているご様子でしたが、
なんと村尾さん!
台本はすでに持っておりません!
しかもほぼ完璧!
セリフが飛んだ時用に他の役者さんや演出補の牛丸さんが、
セリフを飛ばしたりするのですが、
それも一回や二回程度!
これにはびっくり!
いや!
すごいです!
これがセリフが入っている、ということなのですね!
そのため、
このシーンも今回の演出「歪み」を表現するために、
体の向きが制限されているシーンなのですが、
村尾さんのその体の向きは完璧!
ほとんど動いてなくて、目線もほとんど固定されているような状態なのに、
とっても見映えのするお芝居のワンシーンとなっています!
演出の意図を理解しているって、こういうことなのですね。
村尾さんの役者さんとしての華だけではなく、
お芝居の本や演出の理解の仕方というのも、
こういうところを目指さなければならないのですね。
若手熊谷、見とり稽古の大切さをまたも改めて実感した瞬間なのでした(>_<)
さて!
これにて本日の稽古は終了!
今回はできるシーンが少な目だったこともあって、
稽古したシーンをいつもより少し丁寧めに稽古いたしました。
ただでさえ濃いのに、
これからどんどん濃ゆい稽古になっていきますよ!(笑)
ではまた次回(*^^*)